職業訓練を妊娠中に受講するなら求職者支援訓練がおすすめ|注意点も詳しく解説
「妊娠中に職業訓練は受講できるの?」「出産で無職になった期間を有効に使いたい」と考える女性の方も少なくないでしょう。
実は妊娠中でも利用できる職業訓練や、資格取得を援助する給付金の制度があります。
とはいえ、妊娠中は周りの目が気になったり、急な体調の変化があったりするため、自分に合った制度があるのか不安に思う方もいるかもしれません。
そこで本記事では、妊娠中に受講できる職業訓練の詳細や注意点について詳しく解説しています。
利用できる給付金についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
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目次
職業訓練を妊娠中に受講するなら「求職者支援訓練」がおすすめ
妊娠中に職業訓練の受講を希望するなら「求職者支援訓練」がおすすめです。
ここでは求職者支援訓練について、以下の3つの項目を解説します。
- 求職者支援訓練とは?
- 職業訓練受講給付金を受給できる場合がある
- 在宅で受講できるコースも豊富にある
妊娠中でも自分に合った訓練が見つけられるように、詳しく見ていきましょう。
求職者支援訓練とは?
求職者支援訓練とは、原則として失業保険の受給資格がない人を対象にした職業訓練のことです。
訓練を受講するための詳しい要件は、以下のとおりです。
- ハローワークに求職の申し込みをしていること
- 雇用保険被保険者でないこと
- 労働の意思と能力があること
- 職業訓練の必要があるとハローワークが認めたこと
参考:求職者支援制度のご案内
訓練期間は2カ月から6カ月となるので、妊娠してから経過した期間も考慮して訓練を選ぶと、体調面の不安や身体への影響も和らげられるでしょう。
選択できる訓練や申し込み方法の詳細は「職業訓練おすすめコース12選を一覧で紹介|公共職業訓練・求職者支援訓練」を参考にしてください。
職業訓練受講給付金を受給できる場合がある
求職者支援訓練では、月10万円の「職業訓練受講給付金」を受給できる場合があります。
職業訓練給付金の支給要件は、以下のとおりです。
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の年収が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現住所以外に土地や建物を所有していない
- 訓練にすべて出席する(やむを得ない理由があっても8割は必須)
- 世帯の中で同時に給付金を受給して訓練を受講している者がいない
- 過去3年以内に不正して給金を受給していない
- 過去6年以内に職業訓練給付金の支給を受けていない
職業訓練給付金の支給要件を満たさなくても、求職者支援訓練は無料で受講できるので安心してください。
より詳しく職業訓練給付金の手続きや注意点について知りたい方は「職業訓練受講給付金はもらえる?条件や審査の注意点をわかりやすく解説」もご覧ください。
在宅で受講できるコースも豊富にある
在宅で受講できるコースが豊富にある点も、妊娠中の方に求職者支援訓練をおすすめする理由の一つです。
通学が不要になるため、移動する手間が省けたり、妊娠中で周りの目が気になったりする不安も抑えられます。
受講方法や学べる内容について詳しく知りたい方は「オンライン(eラーニング)の職業訓練|授業内容と面接対策を紹介」を参考にしてください。
ちなみに「ジョブトレ」も自宅から自分に合った職種に就職を目指せる職業訓練校を運営しています。
実際、これまで数名の方が妊娠中に「ジョブトレ」を受講していました。
在宅で受講できる職業訓練をお探しの方は、以下のリンクから「体験講座」をチェックしてみてください!
妊娠中に「公共職業訓練」は受講できない可能性がある
公共職業訓練の訓練期間は3カ月から2年であるため、妊娠の経過期間によっては受講できない可能性があります。
公共職業訓練で受講したい講座があるときには、訓練期間を確認してから申し込みをしましょう。
また、求職者支援訓練なら同じジャンルの講座でも、訓練期間が短い場合があります。
妊娠中は受講したい講座のジャンルをもとに、訓練期間に注意して職業訓練を選ぶと良いでしょう。
公共職業訓練と求職者支援訓練の違いについて詳しく知りたい方は、厚生労働省で解説している「公共職業訓練と求職者支援訓練の違いは?」も参考にしてみてください。
職業訓練中に妊娠しても退学させられることはない
職業訓練を受講中に妊娠した場合は、強制退学させられることはありません。
ただし、出席日数の2割以上を欠席してしまうと、妊娠に関わらず退学処分になる可能性があります。
また、訓練によっては妊娠中の身体に危険が伴う可能性があるため、自主退学を検討した方が良いケースもあるでしょう。
何よりも無事出産することを優先すべきです。自分の体調や訓練内容を考慮して、職業訓練の継続を判断してください。
妊娠中に職業訓練を受講する3つの注意点
妊娠中に職業訓練を受講するには、3つの注意点があります。
- 妊娠中でも失業保険をもらいながら職業訓練を受講できる
- 失業保険の延長手続きを期限内に済ませる
- 教育訓練給付金の延長を手続きする
受講後に失敗しないように、順番に詳しく見ていきましょう。
妊娠中でも失業保険をもらいながら職業訓練を受講できる
妊娠すると、失業保険の受給や職業訓練の受講ができないと考える人も多くいます。
しかし、実際には妊娠中でも失業保険をもらいながら職業訓練は受講できます。
就職する意思がある方は、自分の体調を考慮して申し込みを検討しましょう。
ただし、ハローワークに問い合わせたところ産前6週間と産後8週間は失業保険の受給資格がないとのことなので注意してください。
また、周りの目が気になるという方には、オンラインで受講できる職業訓練がおすすめです。
求職者支援訓練校の「ジョブトレ」でも、妊娠中にオンラインで受講される方が数名いました。
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失業保険の延長手続きを期限内に済ませる
妊娠中は失業保険を受給できないため、離職した場合は早めに延長手続きをしましょう。
一般的には、失業保険が受給できる期間は、離職した日の翌日から1年間と定められています。
したがって、出産後に失業保険をもらいながら求職活動するために、失業保険の延長が必要です。
延長を手続きすることで、最長4年間は失業保険が受給できる状態になります。
手続きの詳しいやり方や注意点は「失業保険の延長条件|もらい方と職業訓練のメリットも紹介 | ジョブトレ」をご覧ください。
教育訓練給付金の延長を手続きする
妊娠中は失業保険に加えて、教育訓練給付金の延長も手続きしておきましょう。
教育訓練給付金とは、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練に支給される給付金です。
受講できる教育訓練については「教育訓練給付制度 検索システム」から検索できます。
利用できる期間は、離職した日の翌日から1年間と定められています。
出産や妊娠ですぐに利用しない場合は、延長手続きによって最大20年まで延長可能です。
参考:教育訓練給付制度のご案内
FAQよくある質問
産休中に職業訓練校に通うことはできる?
職場を退職せずに産休中の場合は、原則として職業訓練を受講できません。
職業訓練は、退職して新たな就職を目指す方に向けた制度です。
そのため、産休中にスキルアップを目指すなら「教育訓練給付金」を活用しましょう。
ただし、雇用保険の加入期間が1年以上ないと受講できない点には注意してください。
職業訓練を開始した後に妊娠したときは報告するべき?
職業訓練を開始した後に妊娠したときの報告は、自己判断でおこないましょう。
なぜなら、報告したからといって退学を強制されることはないからです。
ただし、つわりが酷かったり、検診に行く必要があったりして、2割以上休んでしまうと退学になる可能性も考えられます。
出産に支障がないように、職業訓練を継続するかどうかの判断は早めにしておきましょう。
妊娠して職業訓練をやめるとどうなる?
妊娠して職業訓練をやめても、解約金や受講料の支払いを求められることはありません。
辞める際は、以下の手順で手続きします。
- ハローワークの職業訓練担当に退学の意向を伝える
- 職業訓練校に退学することを伝える
- 退学日に退校届にサインする
ちなみに職業訓練は退学しても、別の職業訓練を受講することも可能です。
2回目に受講する際の条件やポイントは「職業訓練は2回目でも受けられる?給付金の条件や合格のポイントを紹介」を参考にしてください。
出産後に失業保険をもらいながら職業訓練を受講するにはどうする?
出産後に失業保険をもらいながら職業訓練を受講するには、失業保険の手続きが必要です。
失業保険をもらいながら職業訓練を受講するまでの簡単な流れは、以下のとおりです。
- ハローワークで求職申込をおこなう
- 7日間の待期期間を過ごす
- 受講したい職業訓練を探す
より詳しい条件や手続きの方法は「失業保険をもらいながら職業訓練を受ける条件|訓練の種類や手当についても詳しく解説」を参考にしてください。
出産後に職業訓練は子連れでも通える?
職業訓練によっては、託児サービスが利用できて、子連れでも通えるケースがあります。
ただし、該当する職業訓練は多くないので、保育園に子供を預けて通う方が一般的です。
保育園を継続しながら職業訓練に通う方法は「職業訓練中は子どもを保育園に預けられる?継続条件や体験談を紹介」で解説しています。
実際に子育てと職業訓練を両立しながら「ジョブトレ」を卒業生した方のインタビューも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
さいごに
本記事では、妊娠中でも職業訓練を受講する方法を解説しました。
妊娠中は、失業保険が受給できないため「求職者支援訓練」の受講がおすすめです。
「求職者支援訓練」なら在宅で受講できるコースも豊富にあります。
通学が不要になるため、移動する手間が省けたり、妊娠中で周りの目が気になったりする心配もありません。
「ジョブトレ」でも在宅でスキルアップできるコースを案内しているので、気になる方は以下のリンクから受講診断を試してみてください!
一覧へ戻る監修者
平原正浩
ワークキャリア株式会社 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー
ワークキャリア株式会社の本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。
ライター
いしい ゆうすけ
Webライター
ワークキャリア株式会社の求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、SEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から営業職への転職経験あり。自分自身が悩みながら行動した経験をもとに、読者の問題解決につながる記事を目指して執筆している。