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失業保険の延長条件|もらい方と職業訓練のメリットも紹介

今回は、失業保険(雇用保険)を延長できる条件と、失業保険をもらいながらスキルを学べる職業訓練について紹介します!

離職したけれど「病気や出産、介護などですぐに働けない事情がある」または「もうしばらくのんびりしてから再就職したい」と考えている方は、ぜひご覧くださいね!

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失業保険の延長は条件を満たせば可能!条件は?

※失業保険は、正式には「雇用保険の基本手当」を指しますが、本記事では通称である「失業保険」に統一して解説します。

前職で雇用保険に加入していた方は、離職後にハローワークに申請をすると一定期間お金(基本手当)を受け取れます。

失業保険の基本手当をもらえる条件は、次の通りです。

  • 就職の意思がある
  • 離職日以前の2年間に雇用保険の「被保険者期間」が通算12カ月以上ある(一部例外あり)
  • 働ける状態である(健康上の理由や介護などは特定理由離職者として受給可能)
  • ハローワークで手続きを行っている

参考資料:特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準(厚生労働省)

さらに、所定の給付日数終了日から30日以内に働くことが難しい場合は、基本手当の延長申請が可能です。

それでは、失業保険を延長するための具体的な条件をみていきましょう。

  • 失業保険の受給期間内である
  • 退職後すぐに働けない理由がある
  • 職業訓練を受ける【条件付き】

失業保険の延長制度を賢く活用しましょう!

失業保険の受給期間内である

失業保険の基本手当を受け取るには、離職後1年以内にハローワークに申請する必要があります。

また、基本手当の延長は、病気や妊娠などの理由により働けない日が30日以上続く場合のみ可能です。

延長期間は最大3年間となります。

退職後すぐに働けない理由がある

失業保険が延長できる制度は、事情があって働けない人を経済的にサポートするためのものです。

具体的には、次のような理由があてはまります。

  • 病気、ケガ
  • 妊娠、出産
  • 子育て(3歳未満の子どもに限る)
  • 親族の看護または介護(6親等以内の血族、配偶者または3親等以内の姻族)
  • 配偶者の海外勤務への同行
  • 定年退職
  • 青年海外協力隊など、公的機関がおこなう海外技術指導による海外派遣(派遣前の研修を含む)
  • 新たに事業を始めたとき

参考資料:離職されたみなさまへ-⑩すぐに働くことができない方は-(厚生労働省)

職業訓練を受ける【条件付き】

公的職業訓練(ハロートレーニング)を受講すると、条件によっては失業保険が延長されます。

職業訓練とは、職業訓練校に通って再就職に活かせる知識やスキルを学べる制度です。

「未経験の職業にチャレンジしたい」「将来についてじっくり考える時間が欲しい」という方におすすめです。

次の記事では、職業訓練の受講でお金をもらえる条件を解説しているので、ぜひご覧くださいね!

失業保険の延長申請をする際の手続き方法

失業保険の延長手続きは、お住まいの地域のハローワークでおこないます。

本人または代理人が窓口に来所、または、ハローワークへ行くのが難しい場合は郵送でも可能です。

続いて、失業保険を延長したいときの流れを紹介します。

▼ハローワークの窓口で手続きをする場合

  1. ハローワークで受給期間延長申請書を受け取る
  2. 必要書類を準備する
  3. 受給期間延長申請書と必要書類を窓口に提出する

▼郵送で手続きをする場合

  1. ハローワークに電話をして受給期間延長申請書の送付を依頼する
  2. 必要書類を準備する
  3. 受給期間延長申請書と必要書類をハローワークに郵送する

失業保険の延長手続きに必要な書類

失業保険の延長手続きに必要な書類や準備物は次の通りです。

  • 受給期間延長申請書(ハローワークまたは郵送で入手可能)
  • 離職票
  • 印鑑(認印)
  • 延長の理由を証明する書類(医療機関の診断書、配偶者の転勤辞令のコピーなど)
  • ※委任状(代理人が手続きをおこなう場合)

直前に焦らないように、早めに準備しておきましょう!

将来についてじっくり考えたい人には職業訓練がおすすめ!

失業保険を延長したいと思っている方のなかには、「正直、まだ就職や就活に対してポジティブになれない」「自分に合っている仕事をゆっくり考えたい」と思っている方もいるかもしれませんね。

そんなときは、職業訓練を受けながら自分にぴったりの仕事を探す方法もあります。

ここでは、職業訓練のメリットを紹介します。

  • 給付制限の期間(待期期間)が解除される
  • 条件によって失業給付が延長される場合がある
  • eラーニングコースなら病気・子育て・介護と両立しやすい
  • 就活のサポートを受けられる
  • 就職や仕事に役立つ知識やスキルが得られる
  • 未経験のジャンルにもチャレンジできる
  • 規則正しい生活を維持できる

給付制限の期間(待期期間)が解除される

通常は、病気や介護などの特定理由離職者以外の自己都合退職では失業保険の基本手当を受け取るまでに約2~3カ月間の待期期間が発生します。

ところが、職業訓練を受講すると待期期間が解除され、通常よりも早くお金を受け取ることができます。

ただし、職業訓練を受けるには迅速なコース選びや手続き、選考試験などの行動力が必要とされます。

条件によって失業給付が延長される場合がある

職業訓練を受講すると、条件によっては失業保険の受給期間が延長される場合があります。

つまり、職業訓練を受けているあいだは所定の給付日数が過ぎても失業保険をもらうことができるのです。

次の記事では、訓練延長給付金をもらえる条件を詳しく紹介しているのでチェックしてみてくださいね!

eラーニングコースなら病気・子育て・介護と両立しやすい

近年では、自宅からオンラインで受講できるeラーニングコースの職業訓練も開講されています。

職業訓練校に足を運ぶ必要がないので、療養や子育て、介護と両立しながら自分の時間に学べます。

外出が厳しい方はもちろん、うつ病などメンタルに不安がある方にもおすすめです。

就活のサポートを受けられる

職業訓練校では、授業のほかに就職支援も利用できます。

一人ではなにかと不安が多い就職活動も、サポートがあれば安心できるはず。

具体的には、次のような支援を受けられます。

  • キャリアコンサルタントによる個別相談
  • 応募書類の添削
  • 模擬面接
  • 求人検索のアドバイス
  • 求人の紹介
  • 職業人講話(実際に働いている方の話を聞ける講演)

本校ジョブトレにも、就職支援をきっかけに自分自身を見つめ直し、進路を見つけた人がたくさんいます!

就職や仕事に役立つ知識やスキルが得られる

職業訓練校では、目指す仕事に役立つ知識やスキルを学びます。

それぞれの職業に関わる専門的な内容を学べば、初めての職種でも自信をもって就活や就職に取り組めるはずです。

職業訓練校で開講されているコースの一例として、次のようなものがあります。

  • 経理事務や医療事務を目指す「事務職コース」
  • Webデザインやプログラミングを学ぶ「Web系コース」
  • 金属加工や電気工事などを学ぶ「ものづくり系コース」
  • 保育士や介護福祉士などの「資格取得を目指すコース」

次の記事では、コースの選び方や調べ方を詳しく紹介しているので、ぜひご覧くださいね!

未経験の仕事にもチャレンジできる

初めての分野の仕事にチャレンジしたい人は、職業訓練を受講して知識を学ぶのがおすすめです。

職業訓練を受けることで応募先の企業に意欲が伝わり、採用に至ることもあります。

「未経験が理由で就活で苦戦している」「○○の仕事が気になるけど初めてで自信がない」と悩んでいる方におすすめです。

規則正しい生活を維持できる

職業訓練を受講すると、規則正しい生活が身につきます。

通所型の職業訓練校では、基本的に平日毎日9時~17時まで授業があります。

離職期間中も生活リズムを乱さず、健康的に過ごせるでしょう。

職業訓練を受講する際の注意点5つ

職業訓練を受けようと思ったときには、生活面や金銭面で注意したいポイントもあります。

ここでは、職業訓練を受講するときに気をつけたいポイントを紹介します。

  • 給付金目当ての受講はNG
  • 就職したい意思が必要
  • 受講中はハードスケジュールになる
  • 生活費の見通しを立てておく
  • 実務経験にはならない

受講期間中の生活をイメージしておくとベストですね!

1.給付金目当ての受講はNG

職業訓練は、給付金目当ての受講はできません。

なかには、「働かずにお金をもらえるなんてラッキー」「とりあえず受けてみよう」という方もいるかもしれません。

しかし、職業訓練の選考試験で給付金目当てであることが伝わると不合格になってしまいます。

また、ハードな学習スケジュールや日中の拘束時間を考えると決してコスパはよくありません。

本音はお金目当てと考えている方は、一日も早く就職先を見つけましょう。

2.就職したい意思が必要

職業訓練を受けるには、就職したい意思が必要です。

職業訓練校の応募書類や面接試験では、卒業後に就職したいかどうかの意思確認をされます。

就職の意思があいまいだったり、就職や学習への意欲が感じられないと不合格になってしまいます。

今の時点でハッキリと「この職業に就きたい」とまで考えられなくても、「こういう仕事で○○を実現したい」「こんな人になりたい」と考えておくことが大切です。

3.受講中はハードスケジュールになる

職業訓練を受講している期間は、基本的にハードスケジュールになると考えておきましょう。

さらに、日中の授業や実習と並行して就職活動をおこなうことになります。

学習や就職に関して職業訓練校のサポートを活用できますが、決してラクではないことは心に留めておいてくださいね。

4.生活費の見通しを立てておく

いざ職業訓練を受けようと決めたら、受講期間中にかかる生活費を計算しておきましょう。

離職期間中は衣食住のほかに、健康保険や厚生年金、住民税などのお金もかかってきます。

失業保険がもらえたとしても働いているときよりは収入が少なくなるため、貯金やアルバイトを考えながら生活費を工面しましょう。

次の記事では、職業訓練期間中のアルバイトについて紹介しているので、あわせてご覧くださいね!

5.実務経験にはならない

職業訓練を受けたからといって、そのまま実務経験にはなりません。

就職活動で「○年以上の実務経験が必要」「経験者募集」と掲載されている求人では、未経験者扱いになる場合がほとんどです。

それでも、職業訓練校に通うことで意欲を評価される可能性があるので、気になる企業には積極的に応募してみましょう!

自宅で受けられるeラーニングコースの職業訓練「ジョブトレ」

ジョブトレ

株式会社ワークキャリアでは、自宅にいながらオンラインで受講できるeラーニングの職業訓練校「ジョブトレ」を運営しています。

事務系コースの職業訓練を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

  • 通学の必要がないフルオンラインコース
  • 初心者にもわかりやすい丁寧な指導
  • 職業人講話やグループワークで就職後のイメージを描ける

通学の必要がないフルオンラインコース

ジョブトレは、職業訓練校に通学する必要がないフルオンラインコースです。

そのため、子育てや介護、療養と両立しながら受講している方も数多くいらっしゃいます。

自分の好きな時間に受講できるので、日常生活のスキマ時間に学習できます。

初心者にもわかりやすい丁寧な指導

ジョブトレの授業では、初めての方も理解しやすいように基礎や仕組みから説明します。

さらに、授業でわからないことはチャットで講師に相談可能です。

気になるポイントをすぐに確認できるので、学習もスムーズに進みます。

グループワークや職業人講話で就職後のイメージを描ける

ジョブトレでは、週に1回、1時間の対面授業を取り入れています。

対面授業では、講師やほかの同級生とリモートでグループワークをおこないます。

職業人講話では、目指す職種で実際に働いている方の話を聞いたり質問したりすることが可能です。

座学だけでなくコミュニケーションを取り入れたカリキュラムは、自分のキャリアを見つけるきっかけになるはずですよ。

卒業生からも「ほかの受講生とみんなで頑張っている気持ちになれた!」「先生が優しいのでリラックスして受けられた!」と嬉しい声が届いています。

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FAQよくある質問

失業保険の延長申請はいつまでにすればいいの?

失業保険の延長手続きは、妊娠や介護などの理由により引き続き30日以上職業に就けなくなった日の翌日から申請できます。

原則できるだけ早い申請をおすすめしますが、2017年より「延長後の受給期間の最後の日までは申請が可能」となりました。

参考資料:平成29年4月1日から、雇用保険の基本手当について 受給期間延長の申請期限を変更します(厚生労働省)

失業保険の延長後のもらい方は?

失業保険の延長手続きをしたあとは、失業の認定日の約7日後に指定の口座に振り込まれます。

口座を変更していなければ、延長前と同じ方法で振り込まれると考えてよいでしょう。

退職後すぐに働けない理由にはうつ病も入る?

うつ病などの精神疾患も、離職後にすぐに働けない理由に入ります。

ただし、失業保険を延長するには、病気を証明できる診断書の提出が必要です。

延長手続きの際に必要になるので、早めに用意しておきましょう。

働けるようになったら延長申請は解除しなければならないの?

病気やケガが治ったり事情が解消されたりして働けるようになった場合は、延長申請を解除する必要があります。

次の必要書類を持って、お住まいの地域のハローワークで手続きをおこないましょう。

  • 雇用保険受給資格者証または雇用保険受給資格通知
  • 受給期間延長通知書(延長手続きの際にもらった書類)
  • 延長理由の解消を確認できる書類

失業保険の延長申請を解除しないとどうなる?

延長申請は、新たな就業先で雇用保険に加入した時点で自動的に解除されます。

ただし、働けるようになったにも関わらず手当を不正受給し続けたとみなされると、不正分の金額を最大2倍にして還付するなどのペナルティが発生します。

自分に合う仕事や将来についてじっくり考えたい方は、職業訓練の利用も検討してみてくださいね。

さいごに:働くのが難しいときは失業保険の延長を活用しよう!

失業保険の所定給付日数を終えても働けない事情がある場合は、失業保険(雇用保険)の延長制度を利用できます。

具体的な条件は以下の通りです。

  • 失業保険の受給期間内である
  • ハローワークが定める事情にあてはまる(健康上の理由、介護、子育てなど)
  • 職業訓練を受ける【条件付き】

失業保険の延長や職業訓練などの公的な制度を賢く活用しながら、自分にとって納得のいく未来を見つけましょう!

ワークキャリアでは、求職者支援訓練機構の認定を受けたオンライン完結型のeラーニングコース「ジョブトレ」を運営しています。

事務系の職業訓練に興味のある方や気になる点を質問したい方は、LINEからお気軽にご相談くださいね!

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監修者

平原正浩

平原正浩

株式会社ワークキャリア 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー

株式会社ワークキャリアの本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。

ライター

せらさとこ

せらさとこ

ジョブトレ公式ブログライター

株式会社ワークキャリアの求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、選考試験面接官とSEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から事務職への転職経験あり。読者の本音に寄り添いながら、疑問を解決できる記事を目指して日々奮闘中。

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