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オンライン(eラーニング)の職業訓練|授業内容と面接対策を紹介

「オンラインの職業訓練って実際どうなの?」「家で学習できるならありがたい!」と興味津々の方も多いのではないでしょうか。

近年は、遠方の方や家庭の事情がある方も自宅にいながら学習できるオンラインの職業訓練(eラーニングコース)が増えています。

そこで今回は、オンラインの職業訓練で学べるコースと、eラーニングコースに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。

卒業生の体験談やオンラインならではの面接対策もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね!

受講できるか診断

eラーニングの職業訓練では授業方法を要チェック

オンラインの職業訓練(eラーニングコース)にチャレンジしようとしているなら、授業方法が自分に合っているかをチェックしておきましょう。

ここでは、eラーニングコースの具体的な授業方法と注意点を紹介します。

  • 通学あり+オンライン授業のコース
  • 通学なし=フルオンラインのコース
  • オンラインだからといってラクではない

オンラインの職業訓練を選ぶときは、通学のありorなしがポイントです!

通学あり+オンライン授業のコース

eラーニングコースのなかには、自宅でのオンライン学習と職業訓練校への通所(スクーリング)の両方が必須のコースがあります。

スクーリングでは指定された登校日に訓練校に足を運ぶ必要があるため、家庭の事情や自分のスケジュールと相談しなければなりません。

通学頻度は週に1回、月に2回などコースによって異なります。

職業訓練校への通学が難しい方は、応募前に「登校日があるか」「登校日に参加できるか」を必ず確認しておきましょう。

通学なし=フルオンラインのコース

職業訓練のeラーニングコースには、受講中に一度も通学する必要がないフルオンライン型のコースも数多くあります。

オンライン完結型の講座であれば、県外にお住まいの方や事情があって外出が難しい方も受講しやすいでしょう。

ただし、フルオンライン型のコースも、指定の日時に対面型のオンライン授業をおこなう場合があります。

子育てや介護などの事情がある方は、「どのくらいの頻度でオンライン授業があるか」「時間を確保してオンライン授業に参加できるか」もチェックしておきましょう。

オンラインだからといってラクではない

自宅で受講できるeラーニングコースに対して、内心「通学型のコースよりラクなのでは?」「サボってもバレなそう」と考えている方もいるかもしれません。

しかし実際には、カリキュラムの内容やボリュームは通学型のコースと同じなので、eラーニングだからといって決してラクなわけではありません。

さらに、eラーニングは基本的に一人で学習を進めるため、個人の性格によって向いている人と向いていない人が分かれやすい学習方法です。

全国のeラーニングコースで学べる内容

オンラインの職業訓練は、Web系のコースを中心に年々さまざまなコースが受けられるようになっています。

続いて、オンラインで学べる代表的なコースを紹介します。

  • Webデザインコース
  • デジタルマーケティングコース
  • 事務系職種コース
  • その他のeラーニングコース

興味のあるコースがあれば、さらに調べてみてくださいね!

Webデザインコース

Webデザインコースは、企業や店舗のサイト制作や広告作成をおこなうWebデザイナーを目指す講座です。

職業訓練のコースのなかでもとくに人気が高く、選考試験の倍率が高い講座として知られています。

Webデザイナーとして就職したい方はもちろん、事務職や広報職、在宅勤務を希望する方がスキルアップのために受講するケースもあります。

デジタルマーケティングコース

デジタルマーケティングコースは、インターネットやSNSを通して集客の分析や販売の仕組みづくりをおこなうマーケターを目指す講座です。

デジタル分野は今後さらなる需要が見込まれるため、若い世代を中心に人気のコースでもあります。

事務職や広報職への転職を目指す方は、マーケティングのスキルを身につけると就職活動中や入社後に大きな武器になるでしょう。

事務系職種コース

事務系職種コースは、事務職に役立つ知識やスキルの習得を目指す講座です。

一口に「事務職」と言っても、営業事務や医療事務などのさまざまな種類があります。

事務職にチャレンジしたいときは、それぞれの仕事内容や働き方を調べて、自分の希望に合う事務職を選びましょう。

また、事務職は就職の倍率が高いため、未経験の方は職業訓練で知識やスキルを身につけると就職活動で有利になる可能性があります。

その他のeラーニングコース一覧

上記のコースの他にも、公的職業訓練ではさまざまなeラーニングコースが開催されています。

参考資料:ハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧

さらに、次の記事では職業訓練の選び方や各コースで学べる内容を詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね!

関連記事:職業訓練おすすめコース12選を一覧で紹介|公共職業訓練・求職者支援訓練

eラーニングの職業訓練に向いている人

ここまで読むとよいことだらけに見えるeラーニングコースですが、実際には向いている人と向いていない人がいます。

続いて、eラーニングに向いている人の特徴からみていきましょう。

  • 県外や遠方に住んでいる人
  • 子育て中や介護中の人
  • 病気やケガで療養中の人
  • パソコンの基本操作ができる人
  • コツコツと学習を進められる人

職業訓練校から遠方に住んでいる人

今まで「職業訓練校は遠いから諦めていた」という方も、eラーニングの職業訓練であれば自宅から受けられます。

eラーニングであれば職業訓練校までの通学時間や交通費が一切かからないので、学習に集中しやすいでしょう。

ただし、講座によってはeラーニングでも数回の通学(スクーリング)が必要な場合があるので、応募前に確認してくださいね。

子育て中や介護中の人

子育てや介護などの家庭の事情で外出が難しい方も、eラーニングであれば自分の都合に合わせて学習しやすいでしょう。

動画授業を取り入れているコースであれば、育児や介護のスキマ時間に自分のペースで学べます。

ただし、コースによっては指定の時間に対面でのオンライン授業をおこなっている場合もあるため、応募前に参加できるかをチェックしておきましょう。

病気やケガで療養中の人

eラーニングの職業訓練は、前職を病気やケガで退職された方や療養中の方にも合っています。

フルオンラインのコースであれば外出の必要がないので、治療や療養とも両立しやすいでしょう。

ただし、病状によっては職業訓練の受講そのものが体や心の負担になってしまうかもしれません。

希望するコースの学習時間やカリキュラムを確認したうえで、自分にとって無理がないかを判断してから受講しましょう。

パソコンの基本操作ができる人

パソコンの基本操作に慣れていれば、eラーニングの職業訓練でもスムーズに学習を進められます。

とくにWeb系のコースでは初めてのソフトのダウンロード方法や操作方法を習得するため、パソコンを触るのが苦にならないかは重要なポイントです。

前職やプライベートでパソコンを扱った経験のある方であれば、問題なく受講できるでしょう。

コツコツと学習を進められる人

eラーニングの職業訓練は、毎日コツコツと学習を進められる性格のほうが成果を出しやすい傾向があります。

自宅で受講するeラーニングでは、自分で学習のスケジュールを管理し、実行する根気強さが必要です。

日頃から「仕事をコツコツ進めるのが得意」「粘り強さには自信がある」というタイプの方は合っているでしょう。

eラーニングの職業訓練に向いていない人

自宅から受講できて便利なオンラインの職業訓練ですが、環境や性格によっては向いていない方もいます。

続いて、職業訓練のeラーニングコースでつまずきやすい方の特徴を紹介します。

  • 自宅のインターネット環境が整っていない人
  • パソコン操作に苦手意識がある人
  • 将来の目標や受講目的がハッキリしていない人
  • 締め切りギリギリにならないとやる気が出ない人
  • 講師や受講生とのコミュニケーションを大切にしたい人
  • 給付金目当ての人

eラーニングコースは、一人で学ぶのが苦手な人には厳しいかもしれません…

自宅のインターネット環境が整っていない人

eラーニングの職業訓練は、自宅の通信環境が整っていない方は受講できません。

eラーニングコースの受講には、パソコンとインターネットに接続できる環境が必須条件となります。

これからパソコンを購入しようと考えている方は、職業訓練生の学割を使える場合があるので、次の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:職業訓練中に使える学割|定期券やパソコンなど利用条件も紹介

パソコン操作に苦手意識がある人

パソコンの操作に苦手意識がある方は、eラーニングコースを受講するとストレスがたまってしまう可能性があります。

オンラインの職業訓練では、授業や課題の提出はパソコンを使っておこないます。

パソコンの操作に不安があるなら、通学型の職業訓練で講師に聞きながら習得したほうがスムーズです。

また、デスクワークで体調を崩しやすい方や目が疲れやすい方にもつらいかもしれませんね。

将来の目標や受講目的がハッキリしていない人

オンラインの職業訓練は基本的に一人で学習するため、より強固な意志が必要とされます。

将来の目標や受講目的がハッキリ定まっていないと、途中でやる気がなくなったり諦めたくなったりすることもあるでしょう。

eラーニングコースにチャレンジするときは、「将来この仕事がしたい!」「○○を学びたい!」と決意を固めてからの応募をおすすめします。

締め切りギリギリにならないとやる気が出ない人

オンラインの職業訓練は、締め切りギリギリまで先延ばしにしがちな方にも厳しい学習方法です。

eラーニングコースは受講期限が決まっているため、サボってしまうとあとから大変なことになってしまいます。

なによりも、締め切りギリギリにまとめて受講すると肝心のスキルが身につきにくくなります。

スキルが身につかなければ受講自体が時間のムダになってしまうので、おすすめできません。

講師や受講生とのコミュニケーションを大切にしたい人

オンラインの職業訓練は、人と一緒に学びたいと考えている人には向いていないかもしれません。

eラーニングコースは基本的に一人で学習を進めるので、自分自身のモチベーションとの戦いになります。

「人がいるとやる気が出る」「一緒に学べる仲間を作りたい」という方には合っていないでしょう。

給付金目当ての人

オンライン型・通学型を問わず、職業訓練は給付金目当ての方にはおすすめしません。

自宅で学べるeラーニングコースといっても、カリキュラムやボリュームは通所型と同じなので、決してラクな方法ではありません。

さらに、職業訓練中にもらえる給付金は働いているときに得られる金額よりも低いため、実際にはコスパがよいとはいえないでしょう。

職業訓練校のオンライン面接のポイント

eラーニングコースの職業訓練では、選考試験もオンラインでおこなわれる場合が多くあります。

オンライン面接では、オンラインならではの注意点をチェックしたうえで面接に臨みましょう。

  • 大きめのリアクションを意識する
  • 結論ファーストで話す
  • 志望動機を明確にする

万全の準備で、自信をもって面接に挑みましょう!

大きめのリアクションを意識する

オンライン面接では対面よりも少し大きい反応を意識すると、面接官にあなたの熱意や意欲が伝わりやすくなります。

オンライン通話では、直接会って話すよりもこちらの表情やリアクションが伝わりづらいもの。

無理にオーバーリアクションになる必要はありませんが、うなずきや笑顔を意識して「しっかり聞いています」「理解しました」という気持ちをアピールしましょう。

結論ファーストで話す

オンライン面接で質問に回答するときは、結論(最も伝えたいこと)から話し始めることをおすすめします。

画面越しの会話では、話を組み立てずに漠然と話すと、こちらの意図や伝えたいことが届きづらくなります。

話の順序を立ててから説明をすると面接官も聞きやすくなり、あなたの伝えたいことを理解してもらえるでしょう。

志望動機を明確にする

対面・オンラインどちらの面接方法でも、職業訓練の面接試験では志望動機を明確にすることが大切です。

とくにオンラインでは「一人で学習を続けられるかどうか」を重視されるため、強い志望動機が必要です。

面接では、「その職業を目指すきっかけとなったエピソード」や「具体的な将来像」を交えながら、あなたの言葉で意志を伝えましょう。

手厚い指導でモチベ維持がしやすいeラーニングコース「ジョブトレ」

株式会社ワークキャリアでは、フルオンラインeラーニングコースの職業訓練校「ジョブトレ」を運営しています。

チャットでの質問対応や定期的なオンライン面談があるので、オンラインでもモチベーションの維持が可能。

事務系のコースを中心に展開しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね!

  • 就職後に役立つ実践的な学習内容
  • きめ細やかな質問対応と就職サポート
  • ともに学ぶ仲間ができるグループワーク

就職後に役立つ実践的な学習内容

ジョブトレでは、受け身の授業だけではなく、実際に手を動かすワークの時間を重視しています。

例えば、実際にソフトを使って制作物を作ったり、職場で起こるシチュエーションを想定したワークを実施したりしています。

実務で役立つ知識やスキルが身につけば、就職活動や就職後の仕事にも活きるはずです。

きめ細やかな質問対応と就職サポート

ジョブトレでは、ていねいな質問対応と就職活動のサポートに力を入れています。

講師とのチャットによる学習相談やキャリアコンサルタントとのオンライン面談など、質問しやすい環境が整っています。

質問や不安な点をすぐに確認できるため、eラーニングコースでも学習や就職活動がスムーズに進むでしょう。

ともに学ぶ仲間ができるグループワーク

ジョブトレの職業訓練では、一週間に一回、オンライン授業でのグループワークを取り入れています。

オンライン授業では、ワークやコミュニケーションを通して、目指す仕事や将来への考えを深めることもできます。

「一人じゃない」「一緒に頑張る仲間がいる」と実感できると、モチベーションの向上につながるはずです。

eラーニングコースでもともに学ぶ仲間ができるのは、ジョブトレの大きな強みです!

eラーニングの職業訓練って実際どうなの?ジョブトレ体験談

F.Mさんの事務担当者養成科卒業生インタビューアイキャッチ画像
  • 受講コース:事務担当者養成科
  • 受講時期:2023年2月
  • 卒業後の就職先:産婦人科の総務事務
  • 前職:栄養士
  • 幅広いジャンルを学べるので、就職する前に自分の得意なこと・不得意なことが見つけられた!
  • バーチャルオフィスやChatGPTなどの新しい知識が新鮮だった!
  • 対面指導でのグループワークでモチベーションがアップした!
  • 子育てと両立しながら受講できた!
  • 私はとても楽しく受講できたので、仕事探しに悩んでいる人や受講を迷っている人にもぜひおすすめしたい!

FAQよくある質問

神奈川在住でも東京や大阪のeラーニングコースは受講可能?

職業訓練のeラーニングコースは、県外からも受講できます。

ただし、コースによっては通学(スクーリング)が必要な場合もあるので、応募前に募集要項をチェックしましょう。

オンラインの職業訓練は給付金や失業保険をもらいながら受講できる?

オンラインの職業訓練(eラーニングコース)も通学型の訓練と同じように、条件を満たしていれば給付金や失業手当をもらいながら受講できます。

給付金を受け取れる条件を満たしているかどうかは、ハローワークの職員に確認しましょう。

オンラインの職業訓練は倍率が高いって本当?

オンラインに限らず、職業訓練の倍率はコースやタイミングによって大きく異なります。

タイミングでは、応募者が多い時期を避けた7月~9月や12月~2月であれば、比較的倍率が低い可能性があります。

ただし、実際には倍率以上に応募者本人の志望理由と熱意が重要です。

自分自身の志望動機やコースへの理解を深め、準備をしたうえで選考試験に臨みましょう。

eラーニングコースの申し込みもハローワークに行く必要がある?

公的職業訓練を受けるには、お住まいの地域のハローワークに足を運び「求職の手続き」と「窓口での職業相談」をおこなう必要があります。

次の記事では職業訓練の申し込みの流れを紹介しているので、あわせてご覧ください。

関連記事:職業訓練の申し込みの流れ8STEP|申込書の書き方や必要なものも解説

さいごに

公的職業訓練(ハロートレーニング)では、自宅からオンラインで受講できるeラーニングコースを利用できます。

eラーニングコースに向いている方には、次のような方が挙げられます。

  • 県外や遠方に住んでいる人
  • 子育て中や介護中の人
  • 療養中の人
  • パソコンの基本操作ができる人
  • コツコツと学習を進められる人

今までは職業訓練の受講が難しかった方も、eラーニングコースを活用してあなたの夢にチャレンジしてみてくださいね!

株式会社ワークキャリアでは、求職者支援訓練機構の認定を受けたオンライン完結型のeラーニングコースを運営しています。

広報職や事務職を目指している方は、ぜひご覧ください!

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監修者

平原正浩

平原正浩

株式会社ワークキャリア 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー

株式会社ワークキャリアの本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。

ライター

せらさとこ

せらさとこ

ジョブトレ公式ブログライター

株式会社ワークキャリアの求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、選考試験面接官とSEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から事務職への転職経験あり。読者の本音に寄り添いながら、疑問を解決できる記事を目指して日々奮闘中。

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