ブログ

職業訓練の申し込みの流れ8STEP|申込書の書き方や必要なものも解説

いざ公共職業訓練(ハロートレーニング)に申し込みをしようとしたときに、「何から始めたらいいの?」「ハローワークで何と聞けばいいの?」と疑問が尽きない方も多いはず。

また、「受講申込書に何を書けばいいかわからない」「文章を書くのが億劫」と手が止まっている方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、職業訓練の申し込みの流れとともに、受講申込書の書き方と記入例、注意点、必要なものを解説します。

志望動機や面接試験のポイントも紹介しているので、職業訓練を受けようと考えている方はぜひ活用してくださいね!

受講できるか診断

職業訓練の申し込みの流れ8STEP

はじめに、職業訓練で希望するコースを考えるところから、選考試験を受けるまでの流れを紹介します。

注意点は、トータルでハローワークに最低3回来所しなければならないことです。

希望の職業訓練を確実に受けるには早めの準備が重要です!

  1. 希望の職業・職種を明確にする
  2. 受講したいコースを探す
  3. ハローワーク来所1回目:ハローワークで求職の申し込みをし、職業訓練の説明を受ける
  4. ハローワーク来所2回目:ハローワークの窓口で職業相談・受講申込書を受け取る
  5. ハローワーク来所3回目:受講申込書を作成・提出する
  6. 職業訓練校の選考試験(筆記や面接)を受ける
  7. 職業訓練校から合否連絡が来る
  8. 合格後、ハローワークで就職支援計画書の交付を受ける

焦らず、一つずつ順番にみていきましょう!

1.希望の職業・職種を明確にする

これから職業訓練のコースを決める方は、「今後どんな仕事に就きたいか」を考えてみましょう。

例えば、「○○に関わる仕事がしたい」「○○で人を喜ばせたい」など、自分にとって興味や関心があるジャンルを深掘りします。

やってみたいことが思い浮かばなければ、「○○するのが得意」「○○するのは苦にならない」など自分の性質や特性から探っていく方法もおすすめです。

希望する職業・職種が未経験であれば、職業訓練を活用して就職に活かせる知識やスキルを身につけましょう!

2.受講したいコースを探す

目指す職業や職種の方向性が見えてきたら、受講する職業訓練のコースを探します。

ハローワークインターネットサービス(職業訓練検索・一覧)のページでは、お住まいの都道府県や興味のある分野、募集期間などの項目から職業訓練のコースを検索できます。

また、次の記事では年齢別に人気のコースを紹介していますので、コース選びの参考にしてみてくださいね。

関連記事:職業訓練のおすすめコース一覧 | 20~50代の年代別に紹介【体験談あり】

3.ハローワーク来所1回目:ハローワークで求職の申し込みをし、職業訓練の説明を受ける

希望のコースが決まったら、お住まいの都道府県のハローワークへ足を運び、求職の申し込みをおこないます。

職業訓練はハローワークを利用する求職者向けの制度です。求職の申し込みをしてはじめて、職業訓練の対象者となります。

ハローワークの受付で「職業訓練を受けたい」と伝えると、窓口に案内してもらえます。

求職の申し込みだけであれば、持ち物はとくに必要ありません。

また、離職後に雇用保険(失業保険)の手続きをする方は、求職の申し込みも同時に可能です。

雇用保険の手続きをおこなう方は、以下の持ち物を忘れずに持参しましょう。

  • 雇用保険被保険者離職票(-1、2)
  • 個人番号確認書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票のいずれか1種類)
  • 身元確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどのいずれか1種類)
  • 証明写真2枚(縦3.0cm×横2.4cm)
  • 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード

参考資料:ハローワークインターネットサービス – 雇用保険の具体的な手続き

4.ハローワーク来所2回目:ハローワークの窓口で職業相談・受講申込書を受け取る

ハローワークで求職の申し込みを済ませたら、窓口で職業相談をおこないます。

希望する仕事と就職訓練を受けたい旨を伝え、ハローワークの担当者が「職業訓練が必要」と判断すれば受講申込書を手渡されます。

ただし、担当者に「職業訓練が必要ない」と判断されてしまうと希望のコースに応募できません。

職業相談では、志望理由や就職するために必要なスキルなどを話せるように準備しておきましょう。

5.ハローワーク来所3回目:受講申込書を作成・提出する

続いて、職業訓練に応募するために受講申込書を作成し、ハローワークの指示に沿って提出します。

受講申込書は、C-01受講申込書(2022.04 厚生労働省)からもダウンロードが可能です。

受講申込書は選考試験での自己アピールにもつながるため、志望動機・求職状況・就職希望の記述欄にはしっかり埋めましょう。

次の記事では、志望動機の掘り下げ方や書き方を詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

関連記事:職業訓練の志望動機のポイント | 良い例・悪い例

6.職業訓練校の選考試験(筆記や面接)を受ける

受講申込書を提出後、職業訓練校が開催する選考試験を受験します。

選考試験の内容は職業訓練校によって異なりますが、基本的には筆記試験と面接試験をおこなう場合が多いです。

職業訓練校の面接試験では、志望動機やコース内容への理解が重要視されます。

7.職業訓練校から合否連絡が来る

選考試験を受験後、職業訓練校から指示のあった日数を目安に合否結果が郵送、もしくはメールで届きます。

合否通知に「合格」と記入されていれば、職業訓練を受けられます。

職業訓練校によっては開講日前に入校説明会を開催する場合があるので、通知の内容をしっかり確認しておきましょう。

8.合格後、ハローワークで就職支援計画書の交付を受ける

選考試験の合格通知を受け取ったらハローワークに持参し、就職支援計画書をもらいましょう。

就職支援計画書とは、職業訓練を受講する際に必要なプラン表です。

就職支援計画書は職業訓練開始後も使用するので、大切に保管しておきましょう。

職業訓練に申し込むときに注意したいポイント

職業訓練を申し込むときは、次のポイントに気を配りましょう。

  • 希望のコースの募集期間と開講期間を確認する
  • 職業訓練が必要な理由を伝える
  • 職業訓練校への問い合わせや見学もおすすめ
  • 合格後にハローワークでの手続きを忘れない

漏れてしまうと職業訓練を受けられないこともあるので、よく確認してくださいね!

希望のコースの募集期間と開講期間を確認する

職業訓練のコースを選ぶときは、受けたいコースの募集期間と開講期間をチェックしましょう。

希望のコースがあっても、募集期間が1日でも過ぎていたら応募できません。

また、6カ月間や1年間以上の長期間のコースの場合は、受講期間の生活費の見通しも立てたうえで申し込みましょう。

職業訓練が必要な理由を伝える

ハローワークの職業相談や職業訓練校の選考試験では、受講が必要な理由を伝える必要があります。

職業訓練校は求職者に就職してもらうための学校なので、ハローワークでは本当に訓練が必要な人に受けてもらいたいと考えているためです。

目指す職業に就くために今の自分に足りないものや、「このスキルを身につければ就職できる」というものを考えて伝えましょう。

職業訓練校への問い合わせや見学もおすすめ

職業訓練のコース内容や学校生活について気になることがあれば、職業訓練校に直接問い合わせてみましょう。

その職業訓練校やコースに興味があることを伝えれば、学校側にも快く対応してくれます。

また、職業訓練校の雰囲気や授業の様子を知りたいときは、学校説明会や見学会に参加するのもおすすめです。

合格後にハローワークでの手続きを忘れない

職業訓練校の選考試験に合格したら、必ずハローワークで受講指示の手続きをおこないましょう。

せっかく合格しても手続きをしないと、給付金の給付期間が延長されなくなってしまいます。

また、ハローワークや職業訓練校で受講に関する説明会が開催される場合もあるので、窓口での指示や郵便物をしっかりチェックしておきましょう。

職業訓練を申し込むときに必要なもの

続いて、職業訓練を申し込むときに必要なものを紹介します。

  • 受講申込書
  • 顔写真(4㎝×3cm)
  • 雇用保険受給資格者証(※失業保険をもらいながら職業訓練を受ける方のみ)

必要なときに手元にないと焦ってしまうので、できるだけ早いうちに準備しておきましょう!

受講申込書

受講申込書の入手方法は、ハローワークの窓口で受け取るか、C-01受講申込書(2022.04 厚生労働省)からもダウンロードが可能です。

ただし、ハローワークで求職の申し込みと職業相談をしていない状態では提出できないため、手順を踏んだうえで応募しましょう。

顔写真

受講申込書を提出する際には、4㎝×3cmの証明写真が必要です。

清潔感があれば、服装や髪色は自由です。

就職活動で使っている証明写真があれば、同じものを使い回しても構いません。

手元に証明写真がない方は、駅やスーパーなどに設置されている証明写真機で撮影しましょう。

雇用保険受給資格者証

失業保険(雇用保険の失業給付)をもらいながら職業訓練を受ける方は、受給説明会でもらえる雇用保険受給資格者証の用意が必要です。

雇用保険受給資格証は、給付期間の残日数の確認や職業訓練を受ける資格の証明になります。

申し込みの際に、受講申込書と一緒にハローワークに持参しましょう。

職業訓練の受講申込書の書き方見本

職業訓練の受講申込書を書くにあたって、「書類作りは面倒くさい」「記述欄に何を書けばよいのかわからない」と手が止まってしまう方もいるかもしれませんね。

ここでは、受講申込書の記入をサポートできるように書き方の見本を紹介します。

各項目にどのような内容を書くのかを赤字で記載していますので、確認しながら書いてみてくださいね!

受講申込書の記入例1
受講申込書の記入例2
受講申込書の記入例3

職業訓練の受講申込書を書くときのポイント

受講申込書は、職業訓練校の選考試験を受けるうえで大切なアピールポイントになります。

選考試験の際には試験官や面接官も受講申込書を読むので、書いたことがあなたの印象に直結します。

これから紹介する書き方のコツをおさえながら、あなたの想いや熱意を面接官に伝えましょう!

  • ていねいな字で書く
  • 記述欄のボリュームは7行前後を目指す
  • 伝わる文章を心がける
  • 志望動機を具体的に伝える
  • 求職活動の状況と自分に必要なスキルを説明する
  • 卒業後は就職したい旨を盛り込む

ていねいな字で書く

受講申込書に記入するときは、黒のボールペンを使ってていねいな字で書きましょう。

その際、字の上手さや美しさは問われないので安心してくださいね。

字の一画一画を落ち着いてゆっくり書くことで、選考担当者にあなたの真剣さや熱意が伝わります。

記述欄のボリュームは7行前後を目指す

受講申込書の記述欄(大きな空欄3カ所)は、5行~10行程度の文章にまとめることをおすすめします。

記述欄が空白のままだったり、2~3行とボリュームが少なかったりすると、伝えたいことが十分に伝えきれずもったいないものです。

正解はありませんが、読みやすい字の大きさに気を付けながら、7行前後を目指して書いてみましょう。

伝わる文章を心がける

受講申込書で文章を書くときは、相手に伝わる文章を意識しましょう。

とはいえ、文章を書くことに慣れていない方にとってはハードルが高いかもしれません。

簡単に取り入れられるテクニックとして、はじめに結論(=一番大切なこと)を伝えたうえで、理由や具体例を書くと読みやすくなります。

文章はいきなり受講申込書に書かずに、スマホやメモ帳で下書きを作ってから清書をするとスムーズです。

志望動機を具体的に伝える

受講申込書の「職業訓練の受講を希望した理由(大きな空欄1つ目)」では、その職業を目指す具体的なきっかけやエピソードを記入しましょう。

職業訓練校の選考試験では、応募者の意欲や熱意が伝わると合格につながりやすくなります。

求職活動の状況と自分に必要なスキルを説明する

受講申込書の「求職活動の状況(大きな空欄2つ目)」では、今の自分に必要なスキルを伝えられるとよいでしょう。

できるだけ今から就職活動をして、「○社に応募した」「○社面接に進んだ」と記入できるとベストですね。

現状を伝えたうえで、「○○のスキルが足りず、不採用が続いている。採用につなげるためにこのコースを受講したい」と筋道を立てて説明しましょう。

卒業後は就職したい旨を盛り込む

職業訓練校は、求職者の就職をサポートするための学校です。

そのため、受講申込書の「職業訓練修了後の就職希望(大きな空欄3つ目)」でも卒業後の就職への熱意をしっかり伝えましょう。

具体的に「どのような企業に就職したいのか」「どのような人を目指しているのか」を盛り込むとポイントアップにつながります。

職業訓練校の面接試験で合格するためのポイント

職業訓練校の選考試験では、筆記試験とともに面接試験がおこなわれる場合が多くあります。

「面接では何を聞かれるのだろう?」「緊張しやすいタイプなのでどうしよう」と不安に思っている方もいるかもしれませんね。

ここでは、職業訓練校の面接試験で合格につなげるための準備や伝え方のコツを紹介します。

  • 自分の言葉で伝える
  • 仕事内容や受講コースの内容を理解しておく
  • 就職への意欲を示す

自分の言葉で伝える

職業訓練校の面接では、自分の言葉で質問に回答しましょう。

不安だからといってインターネットの回答例をそのまま暗唱すると、あなたの熱意や気持ちがかえって伝わりにくくなってしまいます。

職業訓練校の面接は就職試験とは異なり、緊張でスムーズに言葉が出てこなくても大丈夫なので、自分の言葉でしっかりと伝えることが大切です。

仕事内容や受講コースの内容を理解しておく

職業訓練校の面接では、目指す職業の業務内容や受講コースの内容を理解しているかを問われる場面が多くあります。

質問の意図は、受講開始後のミスマッチを防ぐためです。

対策としては、目指す職業で働いている方のインタビュー記事を読んだり、希望コースのカリキュラム表でわからない言葉があれば調べておくなどの準備をしておくと安心です。

就職への意欲を示す

職業訓練校の面接では、就職への意欲と熱意をアピールしましょう。

「なぜその職業に就きたいのか」「就職後はどのような人になりたいのか」を伝えることで、面接官に意欲的な人物という印象を与えられます。

自分自身にとっても将来の目標を再確認できるチャンスなので、応募の経緯や将来の展望を面接前にまとめておきましょう。

職業訓練校の面接では、面接官に「応援したい」「話しやすい人だな」と思ってもらえたら大成功です!

FAQよくある質問

職業訓練の申し込みはいつから可能?

職業訓練の申し込み期間は、多くの場合は開講日の約2カ月前から応募が可能です。

募集期間は職業訓練校やコースによって異なるので、希望するコースの応募要項を確認しましょう。

在職中でも職業訓練は申し込みできる?

現在在職中で離職予定の方も、職業訓練への申し込みは可能です。

ただし、訓練開始日までに離職し、雇用保険未加入の状態にならなければ、実際に訓練を受けることができないので注意しましょう。

次の記事では、離職予定の方の職業訓練の応募方法や在職者向け職業訓練の詳細を紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

関連記事:在職中でも職業訓練の応募は可 | 申込条件と在職者訓練について

職業訓練を受けるには何から始めたらいい?

職業訓練を受けるには、自分がどのような職業に就きたいかを考えることからはじめましょう。

自分自身の興味関心や特技、性格を深掘りすると、自分にぴったりの職業や職種が見えてきます。

未経験の職業の場合は、職業訓練を利用して就職に役立つ知識やスキルを習得するのがおすすめです。

職業訓練の申し込みでわからないことはどこに聞けばいい?

職業訓練の申し込みで不明点や気になることが出てきたら、内容に合わせて適切な場所に確認しましょう。

職業訓練の受講資格や申し込み方法はハローワーク、コースの内容や学校生活に関することは職業訓練校に聞くと教えてくれます。

受講申込書はパソコンと手書きどちらで作成するの?

受講申込書は、手書きで作成するのが一般的です。

ハローワークの窓口でもらった受講証明書、またはダウンロードした受講証明書に記入します。

字の上手さは問われないので、黒のボールペンを使ってゆっくりていねいに書いていきましょう。

Webデザインコースは倍率が高いと聞いたけど試験対策はある?

職業訓練のコースのなかには、開講時期や人気によって倍率が高くなるコースもあります。

選考試験では志望動機を掘り下げ、面接官に意思と熱意をしっかり伝えることで合格につながりやすくなります。

次の記事ではWebデザインコースの学習内容や将来の働き方などを紹介しているので、志望動機を考えるときの参考にしてくださいね。

関連記事:職業訓練校のWebデザインコース|学べるスキルや働き方を解説

職業訓練校の選考試験に落ちたらどうすればいい?

万が一職業訓練の選考試験に落ちてしまったら、次のような方法があります。

  • 次回の開講時期まで待つ
  • ほかのコースに応募する
  • 県外のコースに応募する
  • 職業訓練を受講せずに就職活動を続ける

自分自身の熱意や経済状況と相談しながら、あなたにとって悔いのないアクションをとりましょう。

さいごに

ここまで、職業訓練の申し込み方法の流れと注意点、選考試験のコツを紹介しました。

最後に、とくに重要な「職業訓練を申し込むときに注意したいポイント」をおさらいしましょう。

  • 希望のコースの開講期間を確認する
  • 職業訓練が必要な理由を伝える
  • 職業訓練校への問い合わせや見学もおすすめ
  • 合格後にハローワークでの手続きを忘れない

職業訓練に申し込むときはしっかりと手順を踏んで、目指す職業への第一歩を踏み出しましょう!

株式会社ワークキャリアでは、ハローワークの認定を受けたオンライン完結型のeラーニングコースを開講しています

Webデザインや事務系職種のコースの受講を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

受講できるか診断
一覧へ戻る

監修者

平原正浩

平原正浩

株式会社ワークキャリア 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー

株式会社ワークキャリアの本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。

ライター

せらさとこ

せらさとこ

ジョブトレ公式ブログライター

株式会社ワークキャリアの求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、選考試験面接官とSEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から事務職への転職経験あり。読者の本音に寄り添いながら、疑問を解決できる記事を目指して日々奮闘中。

関連記事