転職相談をエージェント以外にできるサービス5選|相談を避けるべき相手も紹介
転職相談できるサービスは、転職エージェント以外にもさまざまあります。
もし、転職エージェントに対して「就職先を強引に進められないか」「希望の求人を紹介してもらえるか」という不安がある場合は、別の相談先を探すのも一つの手です。
とはいえ、人によっては転職エージェントを利用した方が、自分に向いている仕事が見つかる場合もあります。
そこで本記事では、転職エージェント以外の転職相談サービス5選と利用するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
記事を読むと、転職相談を避けるべき相手もわかるので、ぜひ参考にしてください。
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目次
転職相談をエージェント以外にできるサービス5選
エージェント以外に転職相談ができるサービスは、以下の5つです。
- ハローワーク【無料】
- 職業訓練校【無料】
- 地域若者サポートステーション【無料】
- ジョブカフェ【無料】
- キャリアコーチング【有料】
自分に合った相談先が見つかるように、詳しく見ていきましょう。
1.ハローワーク【無料】
ハローワークでも、転職支援サービスの一環として無料で転職相談ができます。
ハローワークとは、厚生労働省が運営する機関です。
雇用に関する総合的なサービスが利用可能です。
具体的に利用できる転職支援サービスは、以下のとおりです。
▼ハローワークの転職支援サービス
- 求人検索
- 職業相談
- 雇用保険の手続き(条件あり)
- 職業訓練の受講(条件あり)
- 履歴書や職務経歴書などの添削
- 面接対策や自己分析のやり方などのセミナー(事前申込)
- キャリアコンサルティングの相談(事前申込)
ただし、ハローワークの相談員は全員がプロのカウンセラーなわけではありません。
そのため、面接対策や自己分析のやり方などは、ハローワークの相談以外で自発的にセミナーに参加するなどして学ぶことも必要です。
ハローワークの利用方法について詳しくは「ハローワークの利用方法を初めてでも迷わないように解説|目的別に利用の流れも紹介」を参考にしてください。
2.職業訓練校【無料】
転職エージェント以外に転職相談ができるサービスとして、職業訓練校もあります。
職業訓練校とは、ハローワークで受講指示を受けた転職希望者が、原則無料で専門技術や知識を学べる施設のことです。
選択する職業訓練校によっては、メインの訓練以外にも転職支援が利用できる場合があります。
ちなみにオンラインで職業訓練を行っている「ジョブトレ」でも、さまざまな転職支援が利用できます。
具体的には、以下のとおりです。
- 自己理解やスキルの棚卸しのワークができる就職支援授業
- 現役の人事に相談できる就活の個別相談
- 国家資格を持つキャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティング面談
- スキルについて相談できる対面指導
訓練と同様に自宅からオンラインで利用できるので、全国各地から受講できます。
「ジョブトレ」について気になる方は、以下のリンクから「無料講座」を体験してみてください。
3.地域若者サポートステーション【無料】
転職相談は、地域若者サポートステーションでも無料で行えます。
地域若者サポートステーションとは、厚生労働省が委託する就職支援機関のことです。
15〜49歳までの無職や就学中でない方を対象として「職場に定着するまで」のバックアップを目的としています。
どちらかと言うと、職歴に自信がない方や社会人経験のない方に向けた訓練がほとんどです。
そのため、キャリアアップを目指した転職を希望している方は、ハローワークや職業訓練校の方が適しています。
4.ジョブカフェ【無料】
転職エージェント以外に転職相談をするには、ジョブカフェの選択肢もあります。
ジョブカフェとは、都道府県が主体的に設置する若者の支援をワンストップで行う施設です。
若者が自分に適した仕事を見つけるためのいろいろなサービスが、1カ所で受けられる特徴があります。
具体的には、以下のような支援を利用できます。
- 各地域の特色を活かした職場体験
- カウンセリングや職業相談
- グループワーク
- 職業訓練の説明会
- 適職診断
参考:就職活動中の皆さまへ | かながわ若者就職支援センター
ただし、利用できる対象者は39歳までの就職を希望している方です。
また、職業訓練や失業保険を利用する場合は、ハローワークで手続きが必要になります。
職業訓練や失業保険の申込方法については、以下の記事も参考にしてください。
参考:職業訓練の申し込みの流れ8STEP|申込書の書き方や必要なものも解説
参考:失業保険の手続きをわかりやすく解説|受給条件や手当の計算方法まで紹介
5.キャリアコーチング【有料】
転職相談は、有料のキャリアコーチングでも可能です。
キャリアコーチングとは、転職やキャリアについての相談をマンツーマンで指導してくれるサービスのことです。
具体的には、以下のようなサービスが受けられます。
- キャリア形成のアドバイス
- キャリアプラン設計の指導
- 自己分析のサポート
- キャリアや仕事に関連した悩み相談
- 転職活動のフォロー
まだ何がしたいか決まっていない人や、自分の強みや弱みの理解に自信がない人に適したサービスと言えます。
ただし、求人紹介がメインではないので、求人については他のサービスで探す必要性があります。
また、サービスによっては、社会人経験がないと利用できない場合もあるので、利用条件を確認しておきましょう。
転職相談をエージェント以外にする4つのメリット
エージェント以外に転職相談をするメリットは、以下の4つです。
- 不要な求人情報を受け取らなくて済む
- 転職相談だけでも利用できる
- 転職エージェントとの相性を気にする必要がない
- 自分のペースで転職活動できる
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.不要な求人情報を受け取らなくて済む
エージェント以外に転職相談をすると、応募したい求人情報のみを受け取れます。
転職エージェントでは、一般的にエージェントが紹介する求人に応募する仕組みです。
そのため、少しでも希望条件に合うと、不要な求人までメールや面談で紹介される可能性があります。
一方で、エージェント以外のサービスでは、求人を自分で見つけてから求人情報を受け取れます。
「情報が多すぎて迷いやすい方」や「必要以上に求人情報を受け取りたくない方」は、エージェント以外の利用が向いているでしょう。
2.転職相談だけでも利用できる
転職エージェントでの相談は求人マッチングが前提ですが、エージェント以外のサービスでは「転職相談だけ」の利用ができます。
たとえば、ハローワークでは、求人に応募しなくても「自己分析」や「労働市場分析」なども相談可能です。
参考:ハローワークインターネットサービス – 就職活動の進め方
また、希望する分野への転職に経験やスキルが足りない場合には、職業訓練の受講もできます。
ハローワークで、転職相談などのサービスを利用するためには求職申込が必要です。
ハローワークの求職申込については「ハローワークで求職登録する流れを解説|マイページの使い方や求人検索のやり方も紹介」を参考にしてください。
3.転職エージェントとの相性を気にする必要がない
転職エージェント以外のサービスでは、担当者は固定されません。
そのため、担当者との相性を気にすることなく転職活動が行えます。
一方で、転職エージェントでは必ず専任の担当者がつく仕組みです。
求人の紹介から面接のアドバイス、スケジュールの調整など頻繁に連絡を取り合うことになります。
エージェントとの相性が合わないと本音が言えなかったり、連絡がストレスになったりと転職活動に支障が出ることも考えられます。
「コミュニケーションにストレスを感じる方」や「自発的に転職活動が進められる方」は、エージェント以外のサービスも検討してみましょう。
4.自分のペースで転職活動できる
自分のペースで転職活動を進めたい方は、転職エージェントの利用は向いていないでしょう。
転職エージェントのビジネスモデルは、紹介した人材が就職した企業で一定期間就業すると報酬を得る仕組みです。
具体的には、以下のとおりになります。
- 転職希望者に求人を紹介する
- 紹介した企業から転職希望者が内定をもらう
- 内定した企業に転職希望者が就職する
- 転職希望者が内定企業に一定期間就業する
- 企業から転職エージェントに紹介料が支払われる
そのため、転職エージェントの中には、早く就職してほしいからと内定後の意思決定を急かす人もいます。
反対に「複数の企業に応募した結果を待ちたい方」や「自分が納得するまで転職活動を続けたい方」には、転職エージェント以外の利用が向いています。
転職相談をエージェント以外にする3つのデメリット
エージェント以外に転職相談をするデメリットは、以下の3つです。
- 転職のプロに相談できないことがある
- 面接対策を十分にできないことがある
- 非公開求人の情報が得られないことがある
転職エージェントの利用が向いている人もいるので、詳しく解説します。
1.転職のプロに相談できないことがある
エージェント以外に転職相談をする場合、相談相手が必ずしも転職に詳しいプロとは限りません。
一方で、転職エージェントは「求人企業側のニーズ」や「転職市場の最新のトレンド」など転職全般に精通しています。
希望する企業に合わせたアドバイスがすぐに得られる点がメリットです。
エージェント以外のサービスでは、担当者によって満足のいく回答が得られないこともあります。
たとえば、ハローワークの職業相談では「転職者の特徴に合わせた求人」や「企業探しのポイント」など一歩踏み込んだアドバイスをその場で受けることは難しい場合もあります。
そのため、自発的にキャリア相談や自己分析といったサービスへの申し込みが必要です。
ちなみに職業訓練校の「ジョブトレ」では、国家資格をもつキャリアコンサルタントへの相談や、現役人事への就活個別面談も利用できます。
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2.面接対策を十分にできないことがある
エージェント以外への転職相談は、面接対策が十分にできないことも考えられます。
面接前の対策は、どのサービスを利用しても十分な効果を発揮できるため大差はありません。
しかし、転職エージェントの場合は、面接後に企業の担当者と連絡を取る特徴があります。
面接に失敗したとしても、挽回できるチャンスが残っている点がメリットです。
エージェントは面接後の連絡で、以下のようなフォローをしています。
- 面接で伝えきれなかった魅力の補足
- 就職後に活かせるスキルの念押し
- 志望度の高さをアピール
エージェント以外のサービスで、面接後のフォローまで受けられることは少ないでしょう。
そのため、緊張しやすい人や面接が苦手な人は、転職エージェントで面接後のフォローを利用することも一つの手段です。
3.非公開求人の情報が得られないことがある
転職エージェントでは、他では入手できない非公開求人も多数扱っています。
非公開求人とは、企業のホームページや一般の転職サイトで公開されていない求人のことです。
企業が求人を非公開にする理由には、以下のような内容があります。
- 人気職種で応募者を厳選したいから
- 自社の社員に募集を知られたくないから
- 重要なプロジェクトを社外に出したくないから
非公開求人だからといって、必ずしも良い条件とは限りません。
しかし、選択肢の幅が広がるので、より自分に適した求人に巡り会える可能性は高まります。
ただし、紹介してもらうには、エージェントとの面談が必要になる点を考慮しておきましょう。
エージェント以外に転職相談を避けるべき相手
エージェント以外に転職相談を避けるべき相手は、以下のとおりです。
- 職場の上司や同僚
- 両親
- 配偶者や恋人
転職相談に失敗しないように、詳しく見ていきましょう。
職場の上司や同僚
職場の上司や同僚に転職相談をすると、強い引き止めを受けたり、場合によっては悪質な嫌がらせを受ける可能性もあります。
従業員が退職することは、会社にとっては損失です。そのため、以下のような理由で引き止められることも考慮しておきましょう。
- 部下が辞めることで自分の評価を下げたくないから
- 部署の業務が回らなくなってしまうから
- 成長やキャリアアップを期待しているから
また、一部では多くの仕事をまかせて転職活動の邪魔をしたり、職場での居場所をなくしたりするような悪質な嫌がらせをされたという声もあります。
自分を思って親身に相談に乗ってくれる間柄でなければ、安易に上司や同僚に転職相談はするべきではないでしょう。
両親
時代によって景気や労働環境は異なるため、親世代と自分の世代では転職に対する価値観が異なる場合もあります。
たとえば、「転職に対して理解を得られないこと」や「働き方に対する親の価値観が時代に合わないこと」も考えられるでしょう。
また、親は子供を心配するあまり、転職に対して保守的なアドバイスをする傾向にあります。
豊富な人生経験から悩みを解決するヒントが得られるかもしれませんが、両親から転職について意見をもらう場合は、参考のひとつとして受け止めておくと良いでしょう。
配偶者や恋人
転職する理由が曖昧なときに、配偶者や恋人への相談は避けた方が良いでしょう。
あなたの仕事や今の生活環境に配偶者や恋人が満足している場合、転職に納得できる理由がないと不満を感じてしまうかもしれません。
転職に対して配偶者や恋人が感じる不満の例は、以下のとおりです。
- 現在の給与や待遇に満足している
- 自分の生活環境にも影響する
- 一緒に過ごせる時間が少なくなる
- 将来の生活が想像できなくなる
配偶者や恋人の理解を得ないまま転職活動を進めてしまうと、場合によっては関係が悪化することもあります。
理解を得るためにも、相談する前に転職する理由を明確にしておきましょう。
FAQよくある質問
転職して後悔することはある?
転職して後悔する内容には、仕事内容や職場環境、待遇への不満などがあるようです。
働いてみないとわからない部分も多いでしょう。しかし、転職前に対策しておくことで、転職後の後悔は少なくできます。
具体的には、以下のような対策が効果的です。
- 転職で何を叶えたいのか「軸」を明確にする
- ミスマッチがないように企業研究を行う
- 就職に関するプロの意見を参考にする
ちなみにオンラインで受講できる職業訓練校の「ジョブトレ」では、現役人事に相談できる「就活個別相談」も実施しています。
専門スキルを身に付けながら就職支援も利用したい方は、以下のリンクから「無料講座」をお試しください。
ハローワークで転職相談だけ利用できる?
ハローワークは、転職相談だけでも利用できます。
失業中の方に限らず、失業保険の給付が終了した方や在職中の方も対象です。
ただし、ハローワークで職業相談を利用するには、管轄のハローワークで求職申込が必要です。
ハローワークの利用方法について詳しくは「ハローワークの利用方法を初めてでも迷わないように解説|目的別に利用の流れも紹介」もあわせてご覧ください。
ハローワークの職業相談ではどんなことが相談できる?
ハローワークの職業相談で相談できる内容は、以下のとおりです。
- 就職活動の進め方
- 求人の応募状況
- 履歴書・職務経歴書の書き方
- 面接を受ける際のアドバイス
また、「地元を離れたくない方」や「地域密着で働きたい方」は、地元企業の求人情報を豊富に得られるメリットもあります。
失業保険を受給している人の場合は、就職活動の実績に加算されることも覚えておきましょう。
失業保険について興味がある方は「失業保険の手続きをわかりやすく解説|受給条件や手当の計算方法まで紹介」もあわせて参考にしてください。
キャリアがない30代でも転職相談はできる?
30代でキャリアがなくても、転職相談はできます。
むしろ、転職相談をすることで、自分では気づかないアピールポイントを知る機会が得られるかもしれません。
また、転職市場の傾向や対策を熟知したプロに相談することで、年代に適したアドバイスも期待できます。
キャリアに自信がない方は「転職をスキルなしでも成功させる方法|20代・30代・40代向け」も参考にしてみてください。
さいごに
本記事では、エージェント以外に転職相談ができるサービスについて解説してきました。
エージェント以外に転職相談ができるサービスには、さまざまあります。
そのため、転職エージェントに不安がある方は、他のサービスで転職相談を検討してみましょう。
たとえば、職業訓練校なら専門スキルを無料で学びながら就職支援も受けられます。
ちなみに「ジョブトレ」も自宅からオンラインで受講できる職業訓練校です。
訓練の他にも「現役人事に相談できる就活個別相談」や「国家資格を持つコンサルタントのキャリアコンサルティング」などの就職支援も利用できます。
気になる方は、以下のリンクからLINEに登録して「受講診断」を試してみてください!
一覧へ戻る監修者
平原正浩
ワークキャリア株式会社 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー
ワークキャリア株式会社の本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。
ライター
いしい ゆうすけ
Webライター
ワークキャリア株式会社の求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、SEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から営業職への転職経験あり。自分自身が悩みながら行動した経験をもとに、読者の問題解決につながる記事を目指して執筆している。