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職業訓練の倍率は高い?コースごとに解説|合格する3つのコツや落ちたときの対策も紹介

職業訓練を検討している人の中には、希望するコースの倍率が気になる人もいるでしょう。

応募者の倍率が低く、定員が割れている職業訓練なら選考に合格しやすく思えるものです。

しかし、実際には定員が割れている職業訓練の選考でも不合格になる場合があります。

そこで本記事では、職業訓練のコースごとの倍率や訓練の選考に合格するコツまで解説しています。

記事を読むと、職業訓練の選考に落ちたときの対策までわかるので、ぜひ参考にしてください!

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職業訓練の倍率は高い?コースごとに解説

職業訓練はコースや訓練の種類によって、応募倍率が大きく異なります。

コースや訓練の種類による応募状況について把握できるように、以下の4つの項目を見ていきましょう。

  • 職業訓練における分野別の応募倍率一覧
  • 「デザインコース」や「理容・美容コース」は倍率が高い
  • 「介護・医療・福祉コース」や「旅行・観光コース」は倍率が低い
  • オンラインで受講できる「eラーニング型」は選考に受かりやすい


希望するコースの職業訓練が受講できるように、詳しく解説していきます。

職業訓練における分野別の応募倍率一覧

職業訓練における分野別の倍率は、相対的に「IT分野」「デザイン」「理容・美容関連」は高めです。

一方で、「介護・福祉・医療分野」「旅行・観光分野」は低い傾向にあります。

職業訓練における分野別の応募倍率の一覧は、以下のとおりです。

【公共職業訓練】

分野応募倍率(民間企業や学校に委託した訓練)応募倍率(国や都道府県直営の施設内訓練)
IT104.9%106.2%
営業・販売・事務100.8%122.5%
医療事務93.1%
介護・医療・福祉75.7%86.2%
農業97.8%111.7%
旅行・観光76.0%61.3%
デザイン156.8%140.9%
製造76.4%69.8%
建設関連88.3%82.9%
理容・美容関連147.7%
公共職業訓練における分野別の応募倍率


【求職者支援訓練(実践コース)】

分野応募倍率
IT113.2%
営業・販売・事務93.8%
医療事務87.1%
介護・医療・福祉71.5%
農業72.0%
旅行・観光60.0%
デザイン145.3%
製造96.2%
建設関連110.4%
理容・美容関連127.3%
求職者支援訓練(実践コース)における分野別の応募倍率


参考:ハロートレーニング(離職者向け)の令和4年度実績

実際の応募倍率は、受講するコースや地域によっても異なります。

希望するコースの応募倍率の詳細は、管轄のハローワークに確認してみてください。

参考:全国ハローワークの所在案内|厚生労働省

「デザイン分野」や「理容・美容分野」のコースは倍率が高い

「デザイン分野」や「理容・美容分野」のコースは、倍率が高い傾向にあります。

受講して目指せる職業の例は、それぞれ以下のとおりです。

職業訓練の分野目指せる職業の例
デザイン・Webデザイン関連
・印刷関連
・広告関連
理容・美容・理容師・美容師
・エステティシャン
・ネイリスト
職業訓練の分野別に目指せる職業の例


参考:ハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧

倍率の高い職業訓練では、筆記試験や面接など選考試験の対策が重要になります。

詳しくは「職業訓練の倍率に関係なく合格する3つのコツ」を参考にしてください。

「介護・医療・福祉分野」や「旅行・観光分野」のコースは倍率が低い

「介護・医療・福祉分野」や「旅行・観光分野」のコースは、倍率が低い傾向にあります。

受講して目指せる職業の例は、それぞれ以下のとおりです。

職業訓練の分野目指せる職業の例
介護・医療・福祉・介護職員
・准看護師
・保育士
旅行・観光・旅行業の接客・営業・事務
・観光サービス関連
・ホテルのフロント業務
職業訓練の分野別に目指せる職業の例


参考:ハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧

倍率の低い職業訓練でも、必ず選考に受かるわけではありません。

職業訓練では、倍率に関係なく不合格になる場合もあります。

詳しくは「職業訓練の倍率に関係なく選考に落ちる3つの理由」をご覧ください。

オンラインで受講できる職業訓練「ジョブトレ」は受かりやすい

eラーニング型の職業訓練校である「ジョブトレ」なら、地域に関係なくオンラインで希望の講座を受講できます。

同時期に複数県で同じコースを開講していることが多いので、他に比べて実質の定員が多い特徴があります。

一方で、通所型の職業訓練では、通学できる範囲の地域のコースしか応募できません。

そのため、「ジョブトレ」は応募できる実質の定員が多いので、選考に受かりやすいといえます。

また、「ジョブトレ」は「キャリアの相談」や「自己分析ができる授業」もおこなっているので、訓練を受講しながら転職に向けた準備も進めやすい環境です。

気になる方は、以下のリンクからLINEに登録して「無料講座」をぜひ体験してみてください!

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職業訓練の倍率に関係なく合格する3つのコツ

職業訓練には選考試験があるので、倍率に関係なく対策が必要になります。

選考試験に合格するコツは、以下の3つです。

  1. 筆記試験や面接の対策を行う
  2. 目指す職業を明確にしておく
  3. eラーニング型の職業訓練を選ぶ


希望する講座が受講できるように、詳しく見ていきましょう。

1.筆記試験や面接の対策を行う

職業訓練の選考試験には、筆記試験と面接があります。

それぞれの具体的な対策については、以下のとおりです。

職業訓練の選考試験対策のポイント
筆記試験・過去問や問題集を解く
・効率の良い解き方を探す
・試験の内容をハローワークや職業訓練校に確認する
面接・就職する意欲をアピールする
・希望する訓練に基づいた志望動機を伝える
・訓練を活かしてどんな仕事に就きたいか明確にする
職業訓練の選考試験における対策のポイント


筆記試験や面接について詳しくは「職業訓練の試験はむずかしい?|試験内容と対策法をくわしく紹介」でまとめています。

少しでも合格する可能性を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

2.目指す職業を明確にしておく

希望する職業訓練の選考に合格するためには、受講したあとにどんな仕事に就きたいかを明確にしておきましょう。

職業訓練は同じ分野でも、コースによって学習内容が異なります。

そのため、目指す職業に活かせるコースを選択しないと面接で落とされる可能性が高まります。

目指す職業に合った職業訓練を選ぶには、職業訓練の説明会に参加することがおすすめです。

職業訓練の説明会に参加する方法は「職業訓練の説明会は不参加でも合格できる?訓練校が解説」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

3.eラーニング型から定員の多い職業訓練を選ぶ

eラーニング型の職業訓練を選択すると、職業訓練に受かる確率が上がります。

eラーニングだと通学圏外のコースも選択肢に入れることができ、定員の多いコースを狙って応募することができるからです。

通所型の職業訓練は、自宅から通える範囲でしか申し込むことができませんが、e-ランニング型の職業訓練はオンラインで開講されるため、全国各地から応募できます。

例えば、秋田在住の方が、千葉県のコースに参加することも可能です。

そのため、通所型に比べてe-ランニング型の職業訓練は、応募できるコースが豊富で受かりやすいと言えるでしょう。

e-ランニング型の職業訓練について詳しく知りたい方は「オンライン(eラーニング)の職業訓練|授業内容と面接対策を紹介」も参考にしてみてください。

職業訓練の倍率に関係なく合格して受講するまでの流れ

職業訓練を受講するまでの流れは、以下のとおりです。

  1. ハローワークで求職申込をする
  2. ハローワークの窓口で職業相談をする
  3. 受講申込書を作成・提出する
  4. 職業訓練校の選考試験を受験する
  5. 職業訓練校から合否の連絡を受け取る
  6. 合格後、ハローワークで就職支援計画書の交付を受ける


申込方法について、より詳しく知りたい方は「職業訓練の申し込みの流れ8STEP|申込書の書き方や必要なものも解説」を参考にしてください。

職業訓練の倍率に関係なく選考に落ちる3つの理由

職業訓練の選考に落ちる理由は、必ずしも応募倍率だけではありません。

応募倍率に関係なく職業訓練の選考に落ちる理由は、以下の3つです。

  1. 訓練の必要がないほどスキルが高いこと
  2. 失業保険の延長が目当てであること
  3. 資格取得だけが目当てであること


知らずに落ちてしまわないように、順番に詳しく見ていきましょう。

1.訓練の必要がないほどスキルが高いこと

倍率に関係なく選考に落ちる理由の一つに、訓練が必要ないほどスキルが高いことが挙げられます。

職業訓練を受講できる対象は、スキルがなくて就職に困っている人です。

すでに多くの資格を保有していたり、豊富な経歴があったりする場合は、訓練の必要がないと判断され、ハローワークから受講の許可がおりない可能性があります。

そのため、職業訓練を受講する際には、なぜ就職するためにその分野の訓練を受けなければならないのかを説明できるようにしておきましょう

2.失業保険の延長が目当てであること

職業訓練の選考に落ちる理由には、就職する意思がなく失業保険の延長を目当てにしていることも挙げられます。

失業保険とは、雇用保険の加入期間や離職理由によって、失業すると受給できる手当のことです。

職業訓練を受講すると、ハローワークに認められた場合に限って、失業保険の受給期間が延長されます。

失業保険の延長は、就職するスキルを身につけるために職業訓練に通っている人が対象です。

就職する意思がなければ、ハローワークから職業訓練の受講が認められることもありません。

3.資格取得だけが目当てであること

職業訓練は、資格取得が目的になってしまうと選考に落ちやすくなります。

本来であれば、資格取得のために有料で受講するような講座も、職業訓練では無料で受講可能です。

そのため、ハローワークの利用者の中には、就職活動とは関係なく職業訓練の受講を希望する人もいます。

しかし、職業訓練は、スキルを身につけて就職活動をサポートすることが目的です。

就職活動に対して、必要性がない職業訓練は、ハローワークに認められない可能性が高いでしょう。

職業訓練の倍率に関係なく選考に落ちたときの対策

職業訓練の選考に落ちたときの対策は、以下のとおりです。

  • もう一度同じコースを再受験する
  • 希望に近い他のコースを受験する
  • 地域外で希望に近いコースを再受験する
  • 民間のスクールでスキルを学ぶ
  • 職業訓練を受けずに就職活動を始める


職業訓練の選考に落ちたときにどうすべきか詳しく知りたい方は「職業訓練校に落ちたらどうする?不合格の理由と合格するポイントを紹介」にまとめているので、参考にしてください。

FAQよくある質問

職業訓練は複数併願できる?

職業訓練は、原則として併願することはできません。

なぜなら、職業訓練の目的は、希望する業界に就職するためにスキルを身につけることだからです。

ただし、訓練校によっては同じ分野のコースなら第二希望まで申し込みできる場合があります。

また、条件を満たすと2回目の職業訓練で、より実践的なスキルを身につけることも可能です。

2回目の職業訓練を受講する条件については「職業訓練は2回目でも受けられる?給付金の条件や合格のポイントを紹介」を参考にしてください。

希望した職業訓練は必ず受講できる?

職業訓練には、筆記試験や面接といった選考試験があります。

そのため、誰でも希望した訓練を必ず受講できるとは限りません。

また、職業相談をおこなった上で、ハローワークに受講を認められないと申し込みもできない可能性があります。

職業訓練を受講する条件について詳しくは「職業訓練の条件を解説|給付金の審査やコース一覧まで紹介」でまとめているので、参考にしてください。

職業訓練は倍率が低くても落ちる?

職業訓練は、応募倍率が低くても必ず選考に受かるわけではありません。

なぜなら、職業訓練校に入校してもらうことが目的ではないからです。

スキルがなくても転職が成功できるように、職業訓練を活かして就職する意志が強い人ほど選考に受かる傾向にあります。

定員割れしているからといって、いい加減な気持ちで選考試験を受けることはやめましょう。

転職をスキルなしでも成功させる方法について気になる方は「転職をスキルなしでも成功させる方法|20代・30代・40代向け」をチェックしてみてください。

さいごに

本記事では、職業訓練の倍率について解説してきました。

職業訓練における選考の合否は、応募倍率だけでは決まりません。

そのため、応募倍率に関係なく選考に「受かるコツ」や「落ちる理由」を把握することが重要です。

また、地域に関係なくオンラインで受講できる「eラーニング型の職業訓練」は比較的受かりやすい傾向にあります。

通所型の職業訓練に比べて応募できる枠も多いので、自宅にインターネット環境が整っている人は検討してみましょう。

ちなみに「ジョブトレ」もeラーニング型の求職者支援訓練校です。

訓練の他にも「就活個別相談」や「キャリアコンサルティング」も利用できるので、充実した転職サポートを求める人に向いています。

気になる方は、以下のリンクからLINEに登録して「受講診断」を試してみてください!

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監修者

平原正浩

平原正浩

株式会社ワークキャリア 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー

株式会社ワークキャリアの本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。

ライター

いしい ゆうすけ

いしい ゆうすけ

Webライター

株式会社ワークキャリアの求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、SEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から営業職への転職経験あり。自分自身が悩みながら行動した経験をもとに、読者の問題解決につながる記事を目指して執筆している。

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