職業訓練校に落ちたらどうする?不合格の理由と合格するポイントを紹介
「職業訓練校の選考試験に落ちた…」「不合格になった理由はなんだろう?」と途方に暮れている方もいるのではないでしょうか。
せっかく頑張ったのに思うような結果がでないと、ショックを受けるのも無理はありません。
そこで今回は、職業訓練の選考試験に落ちやすい理由と次にとるべきアクションを紹介します。
次の選考試験に合格するための志望動機・面接のポイントと、未経験から就職活動を始めるときのコツもお伝えしているので、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
職業訓練校の選考試験に落ちたショックから立ち直る方法
職業訓練校の選考試験に不合格になったときに悔しさやショックを感じるのは、それだけあなたが努力をした証です。
がんばったときは十分にリフレッシュをして、今のつらい気持ちを癒すことが大切です。
はじめに、職業訓練の選考試験に落ちてしまったショックから立ち直る方法から見ていきましょう。
- 人に話したり泣いたりして感情を表に出す
- 癒されるものに触れてリフレッシュする
- 同じ境遇の人の体験談を読む
お疲れさまでした!まずは、がんばった自分を労ってあげましょう!
人に話したり泣いたりして感情を表に出す
まずは、心のなかにたまった感情を吐き出すことからはじめましょう。
友人や家族に話したり、知人に話したくなければカフェやアットホームな居酒屋さんの店員さんにこぼしてみる方法もあります。
人前で落ち込む姿を見せたくなければ、今の気持ちをノートやスマホのメモに書き出したり、一人で泣いたりしてもよいですね。
つらい気持ちを表に出すと、心が少しずつ落ち着いてくるでしょう。
癒されるものに触れてリフレッシュする
続いて、あなたが癒されるものや楽しいことに触れてリフレッシュをしてみましょう。
落ち込んでいるときはネガティブなことを考えがちですが、ポジティブな行動をすると気分転換になります。
とくに、おいしいものを食べたり好きな音楽を聴いたりなどの五感を直接刺激する方法がおすすめです。
同じ境遇の人の体験談を読む
「なぜ落ちたのだろう?」「ほかの人はどうなんだろう?」と思ったら、インターネットやSNSで職業訓練に落ちた人の体験談を探してみてもよいですね。
同じ境遇の人の話に共感すると、「しんどいのは自分だけじゃないんだ」と心がホッとしてきます。
また、体験談のなかから自分との共通点や次回への改善点が見つかるかもしれませんね。
職業訓練校に落ちたときの選択肢5つ
職業訓練に落ちたら、「これからどうすればいいの?」と考え込んでしまう人も多いはず。
ここでは、職業訓練の選考試験に落ちたときの5つの選択肢を紹介します。
- もう一度同じコースを再受験する
- 希望に近いほかのコースを再受験する
- 希望に近い県外のコースを再受験する
- 民間のスクールでスキルを学ぶ
- 職業訓練を受けずに就職活動を始める
1.もう一度同じコースに再受験する
職業訓練は、選考試験に落ちてしまっても再チャレンジが可能です。
開講頻度が高いコースであれば、もう一度同じコースを再受験してもよいでしょう。
ただし、次の開講時期が未定のときや次の開講まで半年以上間が空いているときは、それまで待てるかどうか自分の経済状況を確認しましょう。
2.希望に近いほかのコースに応募する
同じコースへの再受験が難しいときは、希望に近い知識やスキルを学べるほかのコースに応募する方法もあります。
ハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧から「エリア」と「想定する分野」を絞って検索してみると、希望に近い学習内容のコースが見つかるかもしれません。
自分で見つけられないときや迷ったときは、ハローワークの職員に相談してみましょう。
3.希望に近い県外のコースに応募する
お住まいの都道府県内で希望に近いコースが開催されていない場合は、県外のコースに応募も可能です。
ただし、応募前に職業訓練校への交通手段や通学時間を確認しておきましょう。
なかには、遠方からでも自宅でオンライン受講が可能なeラーニングの講座もあります。
全国の職業訓練を探したいときは、ハローワークインターネットサービス – 職業訓練検索・一覧の「想定する分野」のみを絞って検索してみましょう。
また、次の記事では他県の職業訓練校に応募するときのポイントを紹介しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:職業訓練は他県(遠方)からの受講も可能 | 条件と気をつけたいこと
4.民間のスクールでスキルを学ぶ
就職に活かせる知識やスキルを早く身につけたい方は、職業訓練校ではなく民間のスクールで学ぶ方法もあります。
民間のスクールは職業訓練校とは異なり、授業料は自己負担のため、費用は高くなります。
しかし、各スクールで独自のサービスを提供していたり、自分のペースで学びやすかったりする場合もあります。
自分にとってのメリットとデメリットをよく考えながら、選択肢の一つとして検討してみましょう。
5.職業訓練を受けずに就職活動を始める
一日も早く就職をする必要がある方は、職業訓練を受けずに就職活動を始めることをおすすめします。
職業訓練校で目指す職業に活かせる知識やスキルをつけてから就職する方法もありますが、生活のためには働くなかで学ぶのも一つの手段です。
記事後半では、未経験でも希望の職種に就職しやすいポイントを紹介しているので、ぜひ活用してくださいね。
職業訓練校の選考試験で不合格になりやすい理由
職業訓練校の選考試験に落ちたら、「なぜ不合格になったのだろう?」「理由を知って次につなげたい」と考えている方もいるはず。
ここでは、職業訓練校の選考試験で落ちやすい人に共通する特徴を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
- 志望動機があいまい
- 学習内容の理解が不足していた
- 熱意が十分に伝わらなかった
- 応募倍率が高かった
志望動機があいまい
職業訓練校の選考試験では、志望動機がハッキリしていないと不合格になりやすい傾向があります。
「なぜその職業に就きたいのか」「なぜコースを受けたいのか」がわからないと、選考担当者から「本当に職業訓練が必要なのかな」と不安視されることも。
自分のなかで志望理由がふわふわしていると感じる方は、より深掘りして考えてみましょう。
学習内容の理解が不足していた
職業訓練校の不合格の理由で意外に多いのは、希望のコースで学ぶ内容を把握しきれていないケースです。
これから学ぶ内容を理解していないと入学後のミスマッチや退学が起きやすいため、職業訓練校の面接では学習内容や活かしたい場面を質問されます。
コースの内容をチェックしていなかった方は、カリキュラム表を見ながら「どのようなことを学ぶのかな」「目指す職業のどんな場面で活きそうかな」と考えてみましょう。
熱意が十分に伝わらなかった
職業訓練校の選考試験に落ちた理由は、準備不足により熱意を十分に表現できなかった可能性もあります。
選考試験では、受講申込書では文章、面接では言葉で志望動機や就職の意思を伝える場面があります。
意欲や熱意があっても、採用担当者に伝わっていないと不合格になってしまうでしょう。
文章作成や面接に苦手意識がある方は、伝え方を改善すると次は合格する確率が高まるはずです。
応募倍率が高かった
職業訓練の応募時期やコースによっては、応募倍率が高かったことも考えられます。
倍率が高い時期では、退職者が多い4月前後や10月前後のコースに応募者も増える傾向があります。
また、人気のコースでは、就職の需要が高いWeb系のコース(WebデザインやWebサイト制作など)は年齢を問わず応募者が多いようです。
応募者が少ないからといって合格するとは限りませんが、応募者が多い時期を外して応募するのも一つの作戦かもしれませんね。
職業訓練校の再受験で合格するためのポイント
不合格の理由を分析したところで、次回の選考試験に合格するためにはどうしたらよいのでしょうか。
ここからは、職業訓練校の選考試験で合格につながる具体的なアクションを見ていきましょう。
- 自分の考えを深掘りする
- 目指す職業や学習内容をしっかり調べる
- 受講申込書や面接での伝え方を工夫する
- 応募倍率が低い時期を狙う
前回の反省を次に活かしましょう!
自分の考えを深掘りする
選考試験の受講申込書や面接で熱意をアピールする準備として、自分自身の希望や考えを深掘りしてみましょう。
「私はなぜこの職業に就きたいのだろう?」「この職業に就いて何をしたいんだろう?」と考えていくと、より説得力のある志望動機や自己アピールが完成します。
目指す職業や学習内容をしっかり調べる
職業訓練の選考試験に臨む前に、目指す職業や希望のコースの学習内容を調べておきましょう。
職業訓練校の面接では、入学後にミスマッチが起きないかを確認するために志望理由やコース内容の理解度を質問されます。
目指す職業の業務内容やコースの詳細を調べるには、次の方法がおすすめです。
- 目指す職業の仕事内容を紹介したYouTube動画を観る
- 目指す職業で働いている方のインタビュー記事を読む
- カリキュラム表にわからない言葉があったらインターネットで検索する
仕事の様子や学習内容を具体的にイメージできるとよいですね!
受講申込書や面接試験での伝え方を工夫する
職業訓練校の選考試験では、選考担当者や面接官に伝わる文章や会話を心がけてみましょう。
同じ内容でも、次のような工夫をプラスするだけで伝わり方は大きく変わります。
- 結論を先に伝える
- 具体的なエピソードを盛り込む
- ていねいな対応を心がける
また、次の記事では面接で熱意や意欲をアピールするコツを紹介しているのでぜひご覧ください。
関連記事:【面接官目線】職業訓練校の面接対策|よく聞かれる質問や回答例を解説
応募倍率が低い時期を狙う
職業訓練校の選考試験は、ほかの応募者と重なりにくい時期に応募する方法もあります。
例えば、応募者が多い春や秋をはずした7月~9月や12月~2月であれば、比較的倍率が低いと考えられるでしょう。
しかし、実際には倍率以上に応募者本人の熱意が大切なので、志望理由やコースの理解をしっかり固めたうえで選考試験に臨んでくださいね!
ワークキャリアの職業訓練校「ジョブトレ」は県外からの応募も可能!
株式会社ワークキャリアでは、職業訓練校としてWebスキルを学べるeラーニングコース「ジョブトレ」を開講しています。
ここではジョブトレの特徴を紹介するので、事務系コースを目指している方はぜひチェックしてみてくださいね!
- オンライン完結型のeラーニングコース
- 事務系職種に特化した学習内容
- きめ細やかなサポートが充実
県外から受講したい方はもちろん、子育てや介護と両立したい方にもおすすめです!
オンライン完結型のeラーニングコース
ジョブトレはオンライン完結型なので、一度も校舎に足を運ぶ必要がありません。
また、インターネット環境があれば、自宅や好きな場所で受講が可能なeラーニングコースです。
授業は主に自分で決めた時間に受講できる動画教材と、週1回のオンラインでの対面授業で展開されます。
県外の方はもちろん、子育て中や介護中の方にも参加していただきやすくなっています。
事務系職種に特化した学習内容
ジョブトレでは現在、事務系コースの受講生を募集しています。
授業では実際に手を動かす実践の時間を大切にしており、実務に役立つ専門的な知識やスキルを学べます。
今後の開講スケジュールは、ジョブトレ公式サイトからチェックしてみてくださいね!
きめ細やかなサポートが充実
ジョブトレでは、講師やキャリアコンサルタントによる手厚いサポートが受講生に評判です。
講師とのチャットによる学習相談やキャリアコンサルタントへの個別相談など、自宅にいながら充実のサポートを活用できます。
「eラーニングは質問や相談をしづらいのでは?」と不安な方もご安心いただける内容です。
未経験から希望の職業に就職しやすくなるコツ
「経済的に職業訓練校を再受験する余裕はない」「未経験でも就職できるかな?」と心配な方もいるでしょう。
ここでは、職業訓練を受けずに就職活動を始めようとしている方に向けて、未経験から希望の職業に採用されやすくなるコツをご紹介します。
- 就職の軸を明らかにする
- 前職の経験をアピールする
- 業界の動向や業務内容をリサーチする
未経験の職業にチャレンジするときは、今までの経験や熱意をアピールしましょう!
私も販売職→事務職へ未経験から転職した経験があります。きっと大丈夫!
転職の軸を明らかにする
未経験の業界や職種に応募するときは、「転職の軸」を考えてみましょう。
一見まったく関わりのないジャンルでも、前職と目指す職業を並べると「○○に関わる仕事」「お客様に○○を提供できる仕事」などの共通点が見えてくるはずです。
自分にとっての軸があると志望動機に説得力が生まれ、応募先の企業からの評価も高まるでしょう。
前職の経験をアピールする
未経験転職の場合は、前職の経験から自分の強みや活かせるポイントをアピールしましょう。
まったく異なる職種であっても、応募先の職場で活かせることは必ずあるはずです。
例えば、コミュニケーション能力や新人教育などの対人スキルや、粘り強く続ける力などのメンタルスキルであれば再現性が高いでしょう。
前職や今までの経験を思い出しながら、あなたならではのエピソードを見つけてみてくださいね!
業界の動向や業務内容をリサーチする
未経験の業界や職種に応募するときは、目指す業界の動向や目指す職業の業務内容を調べておきましょう。
未知の仕事に夢を持っているときは「こんなところが魅力的」「こんなところが自分に合いそう」とプラスの面ばかりに目がいくかもしれません。
しかし、「こういうところは慣れるまで大変そう」「この部分は譲れない」とネガティブな面に気付くことも大切です。
自分にとってのメリットとデメリットを理解したうえで、納得のいく就職先を見つけましょう。
FAQよくある質問
職業訓練は定員割れでも落ちることはある?
職業訓練校の選考試験は、応募者の数が定員割れしていても落ちる場合はあります。
職業訓練は公共の制度のため、「職業訓練が本当に必要な人」に受けてほしいと考えているためです。
選考試験に合格するためには、志望理由や就職の意欲を担当者にしっかりアピールする必要があります。
職業訓練に落ちる確率はどのくらい?
職業訓練に落ちる確率は、一概に何パーセントとは断定できません。
しかし、時期やコースによって倍率が高い場合や、選考試験で志望動機や就職意欲をしっかり説明できていない場合は落ちる確率が高くなります。
職業訓練校の選考試験には、しっかり準備をしてから臨みましょう。
職業訓練は2回目だと落ちやすい?
過去に一度職業訓練を受講した方が新たなコースに応募する場合は、職業訓練校側も「本当に職業訓練が必要なのかな?」と慎重になります。
合格するためには、選考担当者を納得させられる再チャレンジの理由を伝えましょう。
職業訓練は保育園に通う子どもがいると落ちやすい?
職業訓練校は、保育園に通う子どもがいるからといって必ずしも不利になるとは限りません。
職業訓練によってはひとり親やシングルマザー向けの給付金制度も用意されているので、あわせてご覧ください。
さいごに
職業訓練に不合格になってしまったときの理由と合格ポイント、今後の選択肢を紹介しました。
職業訓練に落ちたときのアクションは、次の5つの選択肢が挙げられます。
- もう一度同じコースを再受験する
- 希望に近いほかのコースを再受験する
- 希望に近い県外のコースを再受験する
- 民間のスクールでスキルを学ぶ
- 職業訓練を受けずに就職活動を始める
経済状況や自分の希望などのメリットとデメリットを比較しながら、あなたにとって納得のいく一歩を踏み出してくださいね!
株式会社ワークキャリアでは、求職者支援訓練機構の認定を受けたオンライン完結型のeラーニングコースを開講しています。
広報職を目指している方や事務職コースの受講を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
一覧へ戻る監修者
平原正浩
ワークキャリア株式会社 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー
ワークキャリア株式会社の本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。
ライター
せらさとこ
ジョブトレ公式ブログライター
ワークキャリア株式会社の求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、選考試験面接官とSEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から事務職への転職経験あり。読者の本音に寄り添いながら、疑問を解決できる記事を目指して日々奮闘中。