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キャリア相談で受講生と人生を耕す【スタッフインタビュー】

eラーニング型求職者支援訓練「ジョブトレ」では、Webスキルの専門知識が学べる広報担当者養成科・事務担当者養成科を開講中です。

ジョブトレでは、キャリアコンサルタントによるオンラインでのキャリア相談や就職サポートを用意しています。今回は、キャリコン担当の太島(おおしま)さんに、受講生とのエピソードや就活に悩んでいる方へのメッセージを伺いました!

受講できるか診断

ジョブトレのキャリアコンサルタントとして活躍中の太島さん

2024年5月に森のなかでフォトウエディングをしました!

▼太島(おおしま)さんのプロフィール

担当業務:キャリアコンサルタント
担当コース:事務担当者養成科・広報担当者養成科
居住地:新潟県
家族構成:夫とフェレットたち

Q. ジョブトレではどのようなお仕事をされているのですか?

私は、受講生のみなさんのキャリア相談と就職支援を担当しています。

キャリア相談では主に、受講生と一緒に今までの職歴・ご経験の棚卸をしながら、ライフプランや就きたい職業の方向性を探っていきます。

就職支援では、就職活動中の受講生の応募書類作成と添削、面接練習などのサポートをしています。

Q. 太島さんのご経歴を教えてください。

新卒では、航空会社のCA(客室乗務員)として10年以上勤務していました。

小さい頃から人の話を聞くのが好きで、CA時代は「どうしたらお客様に喜んでいただけるだろう?」と常に考えながら働いていましたね。

しかし、自身が交通事故に遭ったことと、復帰後体力的に不安があったことから退職を決意。

退職後「10年間接客をしてきた私にはなにができるかな?」と考えたときに、傾聴力で勝負しようと思い、精神障がいや発達障がいをもっている方の就職支援員として働きながら産業カウンセラーの資格を取得しました。

その後、国家資格でもあるキャリアコンサルタントの資格も取得。

昨年、夫との結婚にともない新潟県に移住し、現在はジョブトレのキャリアコンサルタントとして働いています。

Q. 太島さんご自身にも転職や学びのご経験があるのですね。

産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの勉強は、私にとって初めてのチャレンジでした。

キャリアコンサルタントの資格は、新型コロナウイルス感染症が流行した時期だったので、オンラインのeラーニングコースで取得しました。

私は人よりも学習に時間がかかるタイプだと思っているのですが、人に恵まれているなと思う場面がたくさんあります。

資格取得のために通った学校には私より5歳~10歳年上のクラスメイトや20歳以上年上の先生がいらっしゃって、「今学んでいることが将来こんなふうに活かせるんだ」と具体的な姿をイメージできました。

さまざまな年齢・経験をされた方がいる学び場という意味では、ジョブトレにもつながるものがあるかもしれませんね!

Q. ご自身のご経験もお仕事に活きているのではないでしょうか?

「10年やってきた仕事を辞めても、まったくの異業種で活躍できるんだよ!」ということを体現できていると思います。

私自身がCAから就職支援員に転職し、現在ではジョブトレのキャリコン兼新潟県の事務責任者を任せてもらっています。

これから新しいことを学び始める受講生のみなさんにも、「思い描く未来に向けて行動すれば、キャリアはともなってきます」と伝えたいですね。

受講生の内定報告は自分のことのようにうれしい

日本一?標高の高いところで暮らすフェレットちゃん

Q. キャリアコンサルタントのお仕事のやりがいを教えてください。

受講生の就職への道をサポートできたときは、自分のことのようにうれしいです!

内定報告を受けた日は、家で夫と喜びをわかち合ったり乾杯したりして喜んでいますね。

修了式間際の最後の面談では、受講生と一緒に涙する場面もあります。

私自身も現在の仕事に就くまでに50社ほどの選考に落ちているので、就活の厳しさを痛感しています。

就活が思うように進まないときに落ち込んでしまう気持ちがよくわかるので、受講生の内定報告を聞いたときの喜びはひとしおです。

Q. お仕事で心がけていることを教えてください。

自分自身の心を保つために、相手に感情移入しすぎないようにバランスをとることを心がけています。

現在は、新潟の自宅からオンラインで毎月約20名の受講生のサポートを担当しています。

みなさん日本全国のさまざまな地域から受講されているので、遠方では青森県や沖縄県の方とお話することも。

面談前の雑談で受講生の天気や体調をヒアリングするたびに、さまざまな答えが返ってくるのがとても刺激的で楽しいです。

Q. リフレッシュにはなにをされていますか?

我が家から見える天の川

プライベートタイムの癒しは、自然とふれあうことです。

祖父母が農家だったので、子どもの頃から自然や山が大好きで、社会人になってからも旅行や山歩きに出かけています。

実は、新潟に移り住んで生まれて初めて天の川を見たんです!悩んだときほど空を見上げていますね。

家庭菜園で収穫した野菜や旬の食材を食べて元気になるのも楽しみのひとつです。

「子育ては大事なキャリア」再就職にも活かせるはず!

ケニア旅行にて

Q. 受講生とのキャリア面談で印象に残っていることはありますか?

ジョブトレの受講生には、妊娠や出産を機に一度お仕事を離れられた方が多いと感じています。

お子さんがいらっしゃる方にとって、職業訓練の受講期間中は、学習・就活・育児の時間を設けることが本当に大変だと思うんですね。

就活をしなくてはいけない気持ちもあるけれど、学習にどのくらい時間を割いてよいかわからず、ときにはイライラしてご家族にあたってしまうことも。

生活の変化に慣れるまでは、多くの方が経験されることだと思います。

Q. 子育て中の受講生にはどのような言葉をかけているのですか?

私からは必ず、「子育てもあなたの大事なキャリアなんですよ」と伝えています。

初回のキャリア面談では、まずはご自分の今の気持ちをぶつけていただきます。

距離が近いご家族やお友達には話しにくい内容も、第三者のキャリコンになら話せることもあるはず。

実際に受講生に「子育てで身につけた力が最新の強みなので、アピールしていきましょう!」とお伝えして、内定をもらった方がいらっしゃいますよ。

Q. 太島さんの言葉にパワーが湧いてきそうですね!

妊娠・出産は、現代医療では女性にしかできないことですし、とても素晴らしいキャリアです。

育児のなかで身についた対応力や危険察知能力は、再就職でも大きな強みになります。

例えば、イヤイヤ期のお子さんで、外が晴れているのに長靴を履きたがっている子がいるとします。

お母さんからみれば、ビッグクレーマーの登場ですね(笑)。

そんな場面で、お子さんにどうやって長靴からスニーカーに履き替えてもらうかを交渉する言葉もスキルになるんです。

子育てはもちろん、介護や前職の経験など、どのような経験もその方の強みになるはずですよ!

安心して働ける職場。チームメンバーにもっと貢献したい

ケニア旅行にて

Q. ジョブトレでは、キャリコンさん同士の交流はあるのですか?

受講生のみなさんをしっかり支えるために、日ごろから運営スタッフやキャリコン同士の連携を図っています。

ジョブトレはスタッフ同士の関係が心地よく、とても楽しく働けています。

例えば、slack(受講生やスタッフとの連絡ツール)で私が「今日は風邪気味です」と伝えると、「ご自愛ください」「お大事に」とリアクションのスタンプをいただくことがあります。

誰かが私の体調を気遣ってくれていると感じるだけで、前向きな気持ちになれたりがんばれたりするんですよね。

在宅勤務で対面のコミュニケーションが少ない分、私も受講生やスタッフには「私はこういう気持ちですよ~!」という想いを込めてスタンプを送っています。

Q. 接客から在宅勤務を経験されてみて、いかがですか?

在宅の仕事をしてみて、想像していた以上にコミュニケーション力が求められることに驚きました。

わからないときは自分から声をかけないと伝わらないので、聞きたいことリストをつくって上司に相談していますね。

私の経験上、わからないことをそのままにするより、恥をかいても質問したほうがよいと考えています。

ジョブトレでは、どのような質問にも答えてくれる安心感とともに「ありがたいな、もっと貢献したいな」とプラスの気持ちが湧き、よい循環が生まれています。

上司も同僚も風通しがよく、よい意味で「やるときはしっかりやる組織」なので、充実感をもって働いています。

受講生と一緒にキャリアやライフプランの畑を耕したい

我が家の冬景色

Q. 太島さんの今後の目標を教えてください。

目標は、自分の軸がぶれないように、謙虚な気持ちを忘れないようにすることです。

受講生のみなさんは、子育てや介護など、さまざまな経験をされている素晴らしい方たちばかりです。

ただ、受講生に共通しているのは、毎日の忙しさから自分自身のことをじっくり考える時間を確保しづらいことだと思うんですよね。

キャリア面談をきっかけに一緒に人生の畑を耕せば、ご自身から自然に「こんな生き方をしてみたいな」「あんな働き方をしてみたいな」と道がみえてきます。

私たちキャリコンは、そんな受講生を温かく見守るのが永遠のテーマですね。

Q. 太島さんにとっての使命はなんでしょうか?

私のキャリコンとしての使命は、受講生が思い描いたキャリアを一緒に探すことです。

私自身の人生で考えると、キャリコンという人生の武器を手に入れたので、できることなら亡くなる3日前まで仕事をしていたいと思っています。

仕事で大事にしているのは、「私自身も勉強させていただいている身」だという姿勢です。

私も完璧な人間ではないですし、受講生とお話させていただくたびに私も成長できているので、ありがたい機会をいただけています。

悩むのは素晴らしいこと。一緒に道を切り拓きましょう!

いつかのきれいな夕焼け
いつかのきれいな夕焼け

Q. 就活に悩んでいる方へのメッセージをお願いします。

今まさに人生や就活に悩んでいる方には、「悩むのはとても素晴らしいこと」だと伝えたいです!

悩みにはつらさや苦しさもともないますが、同時に、一度立ち止まらないと見えない景色もたくさんあります。

たくさん悩み続けた分、悩みが晴れたときに見える景色は素晴らしいもの。私たちと一緒にじっくり考えていきましょう!

Q. 「悩むのはとても素晴らしいこと」!名言ですね!

もうひとつお伝えしたいのは、「悩みをひとりで抱え込まないでほしい」ということです。

とくに、夜中にぐるぐると悩んでしまうとよいことはありません。

私自身が感じているのは、コロナ禍は落ち着いてきたものの、スマホの画面ばかりみていて近くにいる人とあまり話さない環境になっているのではないかということです。

それはとても寂しいですし、もったいないことだと思うんです。

キャリア相談では、大切なご自身のキャリアをお話しいただいて、ライフプランやキャリアプランを一緒に切り開いていけたらいいなと思います!

ジョブトレはキャリア面談や就職支援も充実!

ジョブトレでは、学習はもちろん、キャリアコンサルタントとの面談や就職支援などのサポートにも力を入れています。

次の記事では、キャリア面談が就活のターニングポイントになった卒業生のインタビューを紹介しているので、あわせてご覧ください!

現在ジョブトレでは、広報担当者養成科・事務担当者養成科の受講生を募集中です。

最新の開催情報はLINEでお知らせしています。

ジョブトレが受けられるかどうかは、診断チャートでチェックしてみてくださいね!

また、質問や気になることがあればお気軽にご相談ください。

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ライター

せらさとこ

せらさとこ

ジョブトレ公式ブログライター

ワークキャリア株式会社の求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にて、選考試験面接官とSEOメディアの執筆を担当。過去に販売職から事務職への転職経験あり。読者の本音に寄り添いながら、疑問を解決できる記事を目指して日々奮闘中。

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