職業訓練の服装を入校式などシーン別に解説!講師の本音は?
職業訓練の面接や入校式、授業にはどのような服装で行ったらよいか不安に思う方も少なくないと思います。
この記事では、面接〜授業までの服装の選び方、あると安心な持ち物について解説していきます。
今回は、実際に現役講師の意見を聞きながら記事を書いたので、ぜひ服装選びの参考にしてみてください。
私が講師目線でコメントしています!
職業訓練の服装ー入校式編
職業訓練に合格したのはいいものの、初日である入校式にどのような服装で臨めばよいのでしょうか。入校式での服装選びのポイントや、職業訓練の講師おすすめの服装を紹介します。
職業訓練「入校式」の服装、ここを押さえたらOK
職業訓練の入校式の服装について、訓練校からの指定があればそれに沿ったものを着ていきましょう。
しかし、訓練校によっては指定がなく何を着ていけばいいかわからず、不安になる場合があると思います。
そのようなときは「清潔感があってきれいめな服装」がよいでしょう。
入校式では、講師や他の受講生と初めて顔を合わせます。
職業訓練を通して仕事探しや就職をする意欲が伝わるよう、スーツやオフィスカジュアルを着用するのが無難です。
職業訓練の分野やコースにより、雰囲気やほかの受講生の服装もさまざま。
しかし、初日である入校式ではカジュアルになりすぎず、きちんとした印象を受ける服装で臨むのがおすすめです。
職業訓練「入校式」の服装これはNG
職業訓練の入校式では「ラフすぎる服装」は避けておくのが無難です。
あくまでも就職に必要なスキルや知識を身につける場所なので、服装には気を遣えると良いです。
周りと足並みを揃えてスタートを切りたい場合、ジャージや部屋着などカジュアルすぎる服装でないほうがよいでしょう。
入校式では周りとの温度感がに合わせ、ラフすぎる服装や自分好みを優先した服装を避けるのが、おすすめです。
アクセサリーやネイル、髪型について
アクセサリーを着用する場合は、服装に合ったものを選びましょう。スーツやオフィスカジュアルだと、シンプルで控えめな色味のネックレスがよく映えます。
ネイルや髪型に関しては「職業訓練を受講するうえで差し支えのない範囲」に抑えておくとよいです。
入校式の日以外でも、手先をよく使う実技がある場合や、企業に足を運ぶ機会もあるので、日頃からネイルや髪型に気をつかっておくのがおすすめです。
実技の前には、訓練校に事前に確認して実技の邪魔になるアクセサリーを確認しておきましょう。
▼男性のオフィスカジュアルの例
▼女性のオフィスカジュアルの例
通所型の職業訓練の場合は、比較的フォーマルな服装で出席するのが無難ですね。
ただ、私が講師を担当しているeラーニング型の職業訓練校「ジョブトレ」では、入校式はオンラインで実施されます。
服装は講師も含めて比較的カジュアルな人が多い印象なので、学校の雰囲気によって服装のTPOを考えると良いと思います。
職業訓練の服装ー面接編
面接での服装選びのポイントや、職業訓練の講師おすすめの服装を紹介します。
職業訓練「面接」の服装、選び方のポイント
職業訓練の面接には、スーツやオフィスカジュアルで参加するのがよいでしょう。
本来、服装は自由なので、指定がない限り普段着でも構いません。
しかし、初対面の場合は外見から受ける印象が大きいです。
職業訓練に臨む姿勢や意欲をアピールしたいなら、スーツやオフィスカジュアルを着用するのがおすすめです。
私服の人もいるなかで、スーツで面接に参加している人がいると「きちんとした人だな」という印象を受けるものです。
もちろん合否に直接関わる部分ではありませんが、面接官に誠実な印象を与えることができるでしょう。
職業訓練の服装ー授業編
入校式を経て授業に参加するときは、どのような服装がよいのでしょうか。
授業での服装選びのポイントや、職業訓練の講師おすすめの服装を紹介します。
職業訓練「授業」の服装、選び方のポイント
職業訓練の授業の服装は「自分の落ち着く服装」で参加するのがよいでしょう。
集中して授業を受ける状態を整えるためにも、服装選びは重要です。
スーツやタイトな服装は、体に力が入ったり身動きが取りづらくなったりと、パフォーマンスが落ちてしまう可能性があります。
反対に、ジャージや部屋着だと気持ちが引き締まらず、集中できないかもしれません。
自分が着ていて心地のよい、集中しやすい服装で臨むのがおすすめです。
授業中の服装は、危険がともなうなどの理由がない限り基本的に自由です。
職業訓練校は幅広い年齢の人が通う学校なので、一緒に学ぶ人たちに不快感を与えないよう配慮は必要ですね。
職業訓練で持っていると安心グッズ4選
職業訓練を受けるにあたって、不安なことは服装だけではないかと思います。
ここでは、職業訓練で持っていると安心なグッズを4つ紹介します。
①大きめのバッグやリュック
分野やコースにもよりますが、職業訓練では授業で使用する教材やPCを持ち運ぶことが想定されます。実技で使用する作業着や道具が必要な場合もあります。
そのような持ち物がしっかりと入る、大きめのバッグやリュックがあるとよいでしょう。
また、職業訓練の期間は基本的には2カ月〜6カ月ですが、毎日使用するものなので傷みにくい丈夫なものを選ぶのがおすすめです。
②現金
職業訓練で必要な教材の購入には現金しか使えない場合があります。
また、昼食代や交通費など現金が必要な場合を想定して、持ち歩いておくと安心です。
③座布団
職業訓練の分野やコースにもよりますが、長時間座って受ける授業がある場合、座布団があると安心です。
集中して授業を受ける状態を保つために、身体に負担をかけない姿勢を維持するとよいでしょう。
姿勢が乱れたり身体が痛くなったりするとパフォーマンスが下がるので、座布団で身体的なストレスを和らげるのがおすすめです。
④ブランケット
職業訓練の授業中、ブランケットなど体温調整ができるものがあると安心です。
冬場だけに関わらず、夏場でもエアコンやサーキュレーターにより、室内の温度が低くなることがあります。
複数人が同じ部屋にいると、一人ひとりの適温に合わせてエアコンの温度設定をすることが難しいです。
寒さを感じたら自分で体温調整ができるよう、ブランケットなどを持ち歩いておくのがおすすめです。
職業訓練の講師の本音!服装に関してどう思っている?
ここでは、職業訓練の講師が「受講生の服装」に関して実際にどう思っているのか本音を聞きました。服装選びのヒントにしてください。
Q. 服装により、評価や印象は変わりますか?
やはり印象は変わりますね。
みんながそうするべきという話ではありませんが、過去に毎回の授業にスーツで出席する受講生の方が居たときは「ここまで気合をいれて取り組んでくれているからには、期待に応えたい!」と気が引き締まる思いがしたものです。
また、職業訓練校は就職を目指す学校なので、あまりにも服装や身だしなみに無頓着な場合はTPO合わせた服装について指導することがあるかもしれません。
Q. ここだけは押さえておきたい服装選びのポイントはどこですか?
清潔感は意識したいポイントですね。
職業訓練校の受講生は年代・性別などがバラバラです。
何世代も離れた人とクラスメイトになることも珍しくありません。
そんな環境で、自分を含めてみんなが気持ちよく学習に励めるような配慮として、清潔感のある服装を心がけることをおすすめします。
さいごに
はじめて職業訓練を受ける方は、服装や持ち物をはじめ、さまざまな不安を感じているのではないでしょうか。
この記事では、その不安が少しでも解消されるよう服装選びや持ち物について、職業訓練の講師の声も交えて解説しました。
職業訓練で有意義な時間を過ごせるよう、ぜひ記事を参考にして準備を進めてみてください。
一覧へ戻る監修者
平原正浩
ワークキャリア株式会社 求職者支援訓練 本部運営チームリーダー
ワークキャリア株式会社の本部にて、職業訓練校「ジョブトレ」の運営業務全般を統括する。主な業務は訓練制度の把握や訓練運営体制の整備、開校申請など。
ライター
天野こな美
ジョブトレ公式ブログ編集長
ワークキャリア株式会社の求職者支援訓練事業「ジョブトレ」にてSEOメディアの編集・ディレクションを担当。約5年間の事務職経験を活かし、ジョブトレでは現役講師として100人以上の受講生のスキル習得・就職支援に従事。その他、求職者支援訓練の教材制作・コースの企画運営にも携わる。